序章:世界の均衡
世界 サンスクリット
この世界には、たくさんの種族が暮らしていた。
種族は、それぞれ独自の文化を築きあげそれぞれの集落で生活をしていた。
しかし…
世界では、残酷な運命の歯車が動き出してしまった。
ある種族が世界を統一しようと動き出したのだ。
その小さな歯車の動きが世界を変えてしまった。
平和だった世界は、瞬く間に戦火に巻き込まれていったのだ。
無残にも、命を絶たれるもの。
志なかばに、命を絶つもの。
人々の、悲しい悲鳴は絶えなかった。
その後、世界は衰退し、人々は戦争という日々に疲れ切った。
その時、あるものが名乗り出た。
「戦争を、やめよう…」
その言葉に、多くの人々が賛同した。
そして、世界は大きく3つの国に分けられた。
エルフ達の暮らす国 ユミル
ドワーフ達の暮らす国 カザト国
ヒューマン達の暮らす国 アース
戦争は終わった。
世界は平和になったのだ。
世界の歯車は、元に戻って動き出した様に見えた。。
しかし、戦争のしこりはいまだに残っている。
奴隷の国 スレイブ
その地域だけは、戦争の傷跡が大きく残っていた。
人々が、平和に暮らすための犠牲。
そのためだけに、その国は作られたのだ。
それから、50年の年月が過ぎた…
今、新しい国家が誕生する。
その名は、フェデラチア
多くの種族が一同に暮らす場所。
それから、10年の歳月が過ぎ…
また、世界は壊れかけようとしている。




