「妹へ」「海がめの旅」「みっつばっち」「新発見」「ストーカー?」
「妹へ」
あなたがいつも、苦労ばっかりしている様で、私は時々悲しくなります。
かわいい妹。
LOVEな妹。
でも誕生日さえ忘れてた。
ホント、ゴメンネ。
本当にゴメンネ。
夜に誓うよ。
お誕生日、おめでとう。
「海がめの旅」
海がめは旅に出た。
ただ、さしたる目的もないままに。
ひたすら、
ただひたすらそのままに。
海がめは傷ついた。
数々の戦い。
予期せぬ出来事。
でも・・・。
ただひたすらそのままに。
ひたすらそのまま 流れるままに。
ひたすらそのまま 流れるままに。
海がめは、行き着く所に行き着いた。
特に幸せもかみしめず。
特に悲しみもかみしめず。
「みっつばっち」
花から花へと飛び回り
ちょっと見た目にゃいい感じ
だけど君はちっとも知らない
君の中の君の役割
誰かと誰かをくっつけて
君はいつでも一人ぼっち
みっつばっち
みっつばっち
かなり一人な みっつばっち
「新発見」
愛子と結婚 ~充実してた~
まさしが産まれた~隙間ができた~
陽子が産まれた ~そのままキープ~
魔の中間管理職 ~増々隙間が広がった~
上司の視線、部下の態度、
女房の寝っ屁に陽子の無視、 ~前頭葉から脳天にかけ増々隙間は広がった~
鏡を見る時 いつも思う。
何かと何かは比例している。
何かと何かは正比例。
「ストーカー?」
ストレスを押しつけて、
臭い息も押しつけて、
そのままポイはないでしょう。
駅のホームで捨てられて、
幾多の人に踏みつけられて、
見知らぬ男の靴の裏。
謝るなら今。
詫びるなら今。
次にあなたを見つけたら、
私はきっと、あなたにとりつく。
私はネバネバする女。
私は特にふくれるわ。
私の名前はバブルガム。




