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はかる気持ち  作者: 夢呂
【第一章】
73/250

新太vs律季

「は?一緒に住んでる…?」

愕然としている律季に、新太は若干の優越感を覚えた。


「そこから先は口止めされてるし、言えない。―――知りたければ、美琴から聞けよ」


それだけ言うと、新太は教室へと引き返す。


(思ったより、衝撃的な真実(はなし)だったな…)

律季は、新太の背中を見ながら、考えていた。


(新太(あいつ)が嘘を言うとは思えないし…)

難題を突き付けられて、律季は久しぶりに頭を抱えた。






「美琴…」

2限目の体育の授業で体育館に向かう途中、美琴が前から歩いてくるのが見えた。


「あ、律季!」

1限目が体育だったのか体操着姿の美琴が、律季に気付いて駆け寄ってくる。


『知りたければ、美琴から聞けよ』

新太の言葉が、一瞬頭の中をよぎる。


「――――…」

「律季、どうしたの?」

美琴が笑顔で律季を見つめる。


(一緒に住んでるって…本当?)

――――律季は、聞くことを躊躇った。

(言いたくないから、隠してるんだよな…きっと)


律季がそう考えて黙っていると、

後から来た新太が、律季と美琴の横を通り過ぎる。


まっすぐに前を見ながら通り過ぎる新太を、美琴が一瞬見ていたことに気付く。


(俺のこと、好きになってくれたと思ってた…)

律季は胸が苦しくなる感覚に初めて襲われた。


(美琴のこと、全然知らなかったんだな…俺は)



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