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はかる気持ち  作者: 夢呂
【第一章】
49/250

真相は胸の中に…

真太(しんた)っ」


元妻である美緒が、元気に手を降りながら走ってくる。

オフィス街の真ん中にある公園で、待ち合わせていた真太は、眩しそうに目を細める。


それは…まるで美琴を見ているようにそっくりだった。



「どうしたの?呼び出したりして。―――あ、そうだ!奥さんと新太くんは元気?」

仕事の合間に、こうして会うのは久しぶりだった。


「…元気だよ」

真太は、平静な態度を意識して言う。


「やっと、仕事が軌道にのって来たのよねぇ」

コーヒーの入ったカップに口をつけながら、

美緒が生き生きとして言う。


「良かったじゃん…」

以前のような明るい美緒を見て、新太はホッとする。

(俺の好きだった頃の美緒だ…)


「で、どうしたの?」

美緒の方から、話を切り出すきっかけをくれる。

「私たちは離婚…したんだよね?」

確かめるように美緒が言う。

「うん…」

真太が静かに頷くと、美緒が笑って言う。


「なんか、いまだに信じられなくて…私と真太が結婚してたなんてーーー」


複雑な想いを隠して、隣の真太は愛想笑いをする。

(キミにはまだ、思い出していないことがあるんだよ、美緒)



「美緒の事務所に、新しく入ったモデルの子、いるだろ?」

真太は、戸惑いながらも口を開く。


「うん…。って、なんで真太が知ってるの?」

美緒が驚きながら言う。



「俺の…」

真太は、美緒を見つめる。

(本当は、君の…)

「―――娘だから…」



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