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はかる気持ち  作者: 夢呂
【第一章】
26/250

別荘の部屋割り

「うわーっ!本当に目の前、海だし!」

別荘の二階にあるベランダから、海を一望すると、美琴が叫ぶ。


「美琴が喜んでくれて、良かった」

律季が微笑みながら、美琴の隣にさりげなく立つ。

「美琴、今日は水着持ってきた?」


「持ってきたよ、早速みんなで海入ろう!」

「あ、ちょっと待って美琴」

元気良く海へ向かおうとすると、律季が腕を広げて美琴を止める。


「その前に、部屋割り!新太と蛍は同室で、あとひと部屋しかないんだけどさ、俺と斗亜と同室でも良い?」


「え、うん?良いよ?」


「え、良いの?」

斗亜は思わず聞き返す。


「楽しそうだね!夜更かししよーね!!」

無邪気に言い、先に出ていく美琴を、その場にいた全員が複雑な表情(かお)をして顔を見合わせる。



「あの子、女としてどうなの?」

蛍が呆れたように言う。

「ま、私には関係ないから良いけどっ」

新太の腕に絡み付いて、蛍が嬉しそうに言う。



新太と蛍が部屋に荷物を置きに行き、

残された斗亜と律季は、冷静になろうとする。


「なぁ、さっき夜更かしって言ってたよな…」

斗亜が律季に確認する。

「だね、何する気なんだろうね…」

律季が苦笑しながら答える。


(あぁ、本当…今年は楽しいな…)




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