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はかる気持ち  作者: 夢呂
【第一章】
21/250

律季の笑顔

「あー、楽しかった!!今日はありがとね」

暗くなった帰り道、美琴は律季にお礼を言う。


「美琴?」

暫く黙っていた律季が、改まった様子で美琴を見つめる。

「ん?」

笑顔のまま、美琴は律季を見つめ返す。


「俺さ…今日すげぇ楽しかった!」

「うん、私も!律季とはノリも合うし、一緒にいて楽しいよ」

律季の言葉に、美琴は仲良くなれたことが嬉しくて、機嫌良く歩く。


「このまま、ずっと一緒にいたいな」

「あはは、私も!」

律季の言葉に笑って同意しながら、美琴は笑顔で歩く。


自分の言葉の真意(いみ)が美琴には伝わっていないことを理解して、律季は苦笑して隣を歩く。



「俺さ、自分でも驚いてるんだ…こんな気持ちになったのは初めてだったから」


「ーーー…律季?」

律季の言葉の意味が分からず、美琴は首をかしげる。


「また、ね?美琴…」

家の近くまで送ってくれた律季は、美琴にそれ以上何も言わず手を振ると、爽やかに微笑んで帰っていく。


(律季、今までちゃんとした“友達”いなかったのかな?)

美琴は、なぜかそんな勘違いをした。


帰り際に見せた笑顔を思い出して、美琴は感じていた。


挿絵(By みてみん)

ーーー律季の笑顔は、今日海にいた時だけは、間違いなく“本物”だったな、と。








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