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はかる気持ち  作者: 夢呂
【第三章】
172/250

秘密と提案

「おはよ、新太」

「あ、斗亜!おはよう」


朝いつものように斗亜は新太に挨拶をした。

しかし新太の表情が、恐ろしく明るい。


「なんか、良いことでもあったのかよ?」

気になった斗亜は、新太に尋ねる。



「え…なんで?」

なぜバレたんだとでも言いたげに、新太は斗亜の顔を見る。


『皆には、言わないで。私が帰国してること…ーーー』

昨晩美琴に言われた約束を思い出して、新太はぎこちなく答える。


「別に、良いことなんてないよ。ただ、もうすぐ夏休みだなーと思って」


「ふーん」

納得したのかしていないのか、斗亜はそれ以上聞いてこなかった。


(早く…早く家に帰りたい。美琴のいる、家に…ーーー)





「そういえば夏休みって、新太何すんの?」

「何って…別に」

「俺も。律季は彼女と過ごすだろうし、暇だよなー」

退屈そうに斗亜が嘆く。



「バイトでもするかなー」



「バイト?」


「あ、新太もやるか?」


(バイト…か…ーーーー)


「やってみようかな…」


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