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はかる気持ち  作者: 夢呂
【第一章】
117/250

律季の心中

「美琴、今日家に行っても良い?」

律季が放課後に美琴のクラスに来ると言った。


「良いけど、掃除とかしてないし散らかってるよ?」

美琴が言うと、

「え、律季来るの?」

いつのまにか新太が律季の背後に立っていて、不満そうに言う。


「新太には言ってない」

律季が振り返りながら睨んで言うと、


「いやでも、俺の家でもあるし」

新太が律季に負けじと睨み返す。



「帰ろ、美琴」

新太が当たり前のように言う。


(中学の時は…こんな感じで帰っていたのか…)

当然のように新太が美琴の隣に立ち、美琴も気にすることもなく新太と歩き出す。


「律季どうしたの?帰ろー?」

美琴が気がついて振り返る。


律季は嫉妬でイライラしながら美琴と新太の間に入る。


「わ、どしたの律季?」

美琴が新太との狭い間に入ってきた律季に驚いて言う。

「別に…」


(美琴が好きなのは、俺のはずなのに…)


律季は美琴の手を握る。

(どうしてこんなに苛立って…焦っているんだろう…新太(こいつ)の存在に)


美琴も握り返すと、律季に微笑みかける。



そんな美琴に微笑み返しながら、律季は考えていた。

(なんだろう…この気持ちは…ーーーー)





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