表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
はかる気持ち  作者: 夢呂
【第一章】
109/250

帰り道

「・・・・」

「・・・・」

帰り道、新太は一言も話さなかった。

雫は、それでも幸せだった。

――――新太の隣を歩くだけで幸せだった。



「じゃあ、ここで」

新太がコンビニに行く道と雫の家へ行く道の分岐点で足を止める。


「あ…うん」

雫が新太に言われてここでお別れだと気づく。

「新太、ありがとね」


「うん」

雫のお礼の言葉に、新太が寂しそうに微笑むと右手のコンビニへの道を歩いていく。

雫がそんな新太を見つめていると、軽く手を挙げて振った。


(……新太)

雫はそんなさりげない仕草にドキッと胸が高鳴った。

(――――そういうの、要らないんだってば…)


「ばか」

(なんで…美琴なの?――――私の方がずっと前から新太のこと好きなのに)


雫は小さくなった新太の背中に呟くと、左手の自宅への道を歩き出す。



(忘れなきゃって分かってるのに…悔しい…)




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ