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はかる気持ち  作者: 夢呂
【第一章】
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想いの違い

「ちょっと待って、今…」

(私のことが、好き…って言ったの?)


瀧川(たきがわ) 斗亜(とあ)の言葉を、

相馬(そうま) 美琴(みこと)が聞き返す。


二人は同じクラスで、仲の良い“友達”だった。

―――少なくとも、美琴はそう思っていた。


「何だよ…今さら」

斗亜は、美琴を壁際に追い込むと、顔を近づける。

「美琴だって、俺のこと…好きだろ?」


「は?―――斗亜、ちょっと待ってよ、私そんなつもりじゃ」

動揺を悟られたくなくて、あくまで平静を保ちながら美琴は斗亜に話し掛ける。



「そんなつもりじゃなかったら、なんで俺の部屋までついてくるわけ?」


斗亜は、すでに“男”の顔をしていた。


――――美琴は自分の軽率さを、ここにきて猛省する。



(ちょっと待って…私はーーー)




斗亜を全力で押し退け、なんとかキスを阻止した美琴は、

ダッシュで、斗亜の家から飛び出した。



(斗亜…ごめんーーーー)


美琴は、自分の家に向かう途中、心の中で斗亜に謝る。



(友達以上には、見れないんだ…ごめん――――)

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