会議に参集せよ!
「次の作戦を発表する。」
カイさんが幹部を集めて会議をするようです。
僕は姐さんが会議に出ないので代理のようなもんです。
「目標はここである」
カイさんが黒板に書かれた地図を指さします。
「首領!そこってここからかなり離れてるぜ!」
「4つの町と2つの軍需施設を抜くってなかなか剛毅じゃねえか。」
「捕虜がお家に帰りてえって行ってたぜ。」
「領主軍の奴らはションベンちびってもう来ねえってな!」
なんか子分たちが小者感たっぷりなことをグチャグチャ抜かしてます。
「この砦の軍需倉庫から糧秣と金庫を狙う。連れて行くのは捕虜300人と手勢200人だ。」
カイさんが多勢を無視して話を続けます。
「でも首領。話に聞くとその砦に1万の兵が詰めているらしぜ。返り討ちに合うんじゃねえの?」
「4つの町と2つの軍需施設足してそれぐらいの兵数がいるんだ?」
「捕虜がママのおっぱいが恋しいってよ。」
「ションベンしたくなってきた。」
正直こんな奴らが義軍なんて笑わせんなと思っちゃう僕です。
「街道沿いに120kmある。俺達はそれを4日で走破する。分かったな!」
一瞬で静かになる小者達。
「首領。そりゃ無理ってもんですぜ。120km行軍するとなると10日。急いで6日は掛かるぜ。」
「街道沿いにいっぱい敵が湧いてくんだろうな〜。」
「俺も女のおっぱいしゃぶりたくなってきたぜ。」
「ションベン漏らしちゃった。」
最初に喋っている奴は若干まともだけど他の奴らは何故生きているのかを問い詰めたい。
「では手勢200人の手配をするように。解散!」
カイさんの喋っている内容が姐さんの受売りのような匂いがするのは気のせいだろう。
まあ、僕は文官だから戦闘には関係ない話だし姐さんの報告して今日の仕事は終了ってことで。




