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200文字小説集

卒業(200文字小説)

作者: 日下部良介

 春一番が暖かい空気を運んで来た。

 柔らかな日差しが桜の蕾を膨らませる。


 友達のはしゃぎ声が聞こえる。

 いつも口うるさい先生が珍しく涙を溜めている。

 

「なんだかあっという間だったね」

「うん。でも、想い出もたくさん出来たわ」


 今日、私たちは卒業する。

 三年間見守ってくれてありがとう。

 三階建ても校舎が私たちを祝福してくれているように見える。


「行こう!卒業式が始まるよ」

「そうね。胸を張ってね」


 今日、私たちは卒業する。




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― 新着の感想 ―
[一言] 拝読致しました。 もう四半世紀以上前の出来事ですから、遠い過去ですね。その分、随分と美化されていますが(ムフ)。
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