『赤城山と榛名山とプレスマンとプレスマンの芯』
掲載日:2026/08/22
上野国の赤城山と榛名山は、どちらが一番の山なのかを争って、険悪になることがしばしばでした。周りの山や川を巻き込んで、子供のけんかにも似た戦闘が行われることもしばしばでした。正直なところ、勝ち負けがついたところで、とちらかの山がなくなるわけでもなく、何をもって一番とするのかもはっきりせず、そもそも上野国の一番なんて、富士山や新高山の前では無意味なんじゃないかということはぐっと飲み込んで、まあ、一種のお祭りのように争っていたのです。
あるとき、この争いがいつもより大きくなって、口げんかにはとどまらず、物を投げるまでに発展しました。榛名山と榛名山の取り巻きがプレスマンを投げると、赤城山はプレスマンの芯を投げました。こういう争いが何度かあって、上野国のプレスマンは、全て赤城山に集まり、上野国のプレスマンの芯は、全て榛名山に集まりました。
両方がそろわないと、速記はできませんので、上野国には速記者が少ないのだそうです。
教訓:諸説あります。




