表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
3/7

幼馴染

 買い物を頼まれてスーパーに来た。

「あ、優ちゃんだぁ~!」

 声の主は泰子ちゃん、一緒に居るのが京子ちゃん。泰子ちゃんは初めて会ったとき、さっきの美咲みたいに固まってたっけ。京子ちゃんはその次の年に引っ越して来た。

「急に居なくなったから心配してた」

「親が離婚しちゃったし、お母さんは美咲に付きっきりだし、今大変なんだ」

「そっちの学校は坊主にしなくていいんだね」

 そういやこっちの中学生は丸刈りにするんだった。

「じゃあ、私、帰るね」

「あ、監督に伝えといて、僕が両投げ両打ちになったって」

「こっちで野球するの?」

「左利きなら気付いて欲しかったなと。それだけ」

 監督は京子ちゃんの父で、左投げ左打ち。彼を鏡に見立ててフォームを教わった。


   *


 買い物を終えてスーパーを出た。

「長い休みの時は帰って来たらいいのに」

「往復で16,000円超えるんだけど」

「小学生の振りしてればいいじゃない? 絶対にバレないって」

「うるせぇ、もうすぐ大きくなる。多分」

「電話代も高いでしょうから手紙書いて」

「わかった。向こうは牛車(ギッシャ)で運んでるから日数は掛かると思うけど書くよ」

 泰子ちゃん家の地番をレシートの裏にメモする。ここの住宅地は番地が皆同じで、地番さえわかれば住所がわかるのでした。

泰子ちゃんには平気で嘘をつくのに、交通機関の従業員には嘘はつけませんでした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ