灯台下暗し
ある男が目を覚ました。目を覚ました瞬間気がついたことだが椅子に縄で縛られ固定されていたのだ。
「ッ、なんだこれは……!?」
「にひ、にひひひひっ!!」
不気味な笑い声と共に向かい側の扉から現れた一人の少女。
「おい、お前! これはお前がやったのか!!」
「逆に誰がやったの思うの?」
「この縄を解け!!」
「そう言われて逆に解く奴が居るの?」
少女はまぁまぁ、と言う表情で男に提案する。
「これからお兄さんには私が出すなぞなぞに答えてもらうよ。これから出す10問全部答えることができたらここから解放してあげる。なに、単なる私の暇つぶしに付き合ってほしいだけなんだ。ねぇ、なぞなぞに答えるだけで良いんだよ? あ、もし間違えたらぁ……」
少女はジャキ、とセミオート式の拳銃を抜いた。
「これでお兄さんの頭をぶち抜きまぁす!」
「お前……一体何が目的なんだ!!」
「目的も何も言ったじゃないか、私の暇つぶしに付き合ってほしいだけだよ。にひひひひ! それじゃあ早速第一問……『カメとラクダとサイが買い物をしています。一体何を買うつもりでしょうか?』」
「答えは―――」
男は次々となぞなぞに正解していった。気づけばゴール目前だった。
「にひひひ! すごいすごーい! よくここまでこれたね!! 次が記念すべき最後の問題だよ!!」
「…………」
「この問題の答えは超簡単でぇす☆ 『友達がダイニテン飼ってるって言ってるんだけど一体なんの動物のこと?』」
男はその問題に対してふっ、と笑みを溢し自信満々に答えた。
「犬、だ」
それを聞いた少女は、銃の引き金を引いた。




