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浮気と観察眼

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

これは私の勝手な意見です。

浮気を肯定する事はありません。

自分が見抜けないのに、相手に見抜けと言うのは酷な話ではありませんか?

よく浮気された側が浮気した方の恋人をぶん殴ったり、怒声浴びせたり、批難するけどさぁ、本当に相手が隠していたら、そんなもん全然分からんもんだよ。


「嫌だね、本当に。人間は所詮、感情で動く生き物なのだと思い知らされるよ」

目の前に座る彼女はだらだらとした格好で、だらだらと漫画を読んでいた。清楚とは言え、ブラウスもスカートも捲れ上がり、極めて扇情的な格好だった。

彼女は芋虫の様に体をくねらせると、着いた膝の上に擦り寄ってきた。

「君を見ていると本当にそうだと思い知らされるよ」

ただ怠惰に過ごしたいから過ごす。そこに義務や強制が入る暇はない。本当に本能に忠実に生きていると実感する。

「まぁよくある話、恋人が浮気していて、浮気相手ぶん殴る話。でも一番悪いのは浮気したお前の恋人だろうよ。ぶっちゃけ関係ないよ。浮気相手は。という、浮気性な私からの言い分」

「録でもないなぁ。けども、的は得ているね」

もし仮に、この子が浮気をしていたとして、僕はそれを見抜けるだろうか? 浮気というのは、世間一般的に忌み嫌われる行為だ。社会的地位だって危うくなる。故、浮気する側はきっと自らが持てる全てを持って隠すのだろう。

見抜けないからこそ、火花が散る。見抜けないからこそ、争いが無くならない。

「貴方、人を疑うのは、結構疲れるのよ? 些細な行動を逐一観察、考察し、その行動原理を予測する。違和感を覚えたら、より具体的な訳を並べ立てる。これ、相手と接してる時に頻繁に出来る? 出来ないから嘘を見抜けないの。詐欺や浮気が無くならないの」

そう言ってぐりぐりと頭を擦り付けて来た。どうやら沢山話して疲れてしまったらしい。たったこれだけの事で疲れてしまうのだ。もし仮に、僕が浮気をしたとしても、彼女はきっと疲れて見抜く事が出来ないかも知れない。

「もし仮に、僕が浮気をしていたらどうする?」

「貴方と浮気相手を責める前に、自分の観察眼を呪うわ。浮気を見抜けない私が、同じく浮気を見抜けない相手を責めるのは滑稽でしょう?」

そう言って、こてんと眠りに落ちた。


この子自分の事を『浮気性』と言ったけど、きっと浮気はしていないと思う。嘘を見破るのと同じくらい。嘘をつくのは本当に疲れるんだ。

以下、勿論なんでも許せる方向け。


嘘つきだから、嘘つきの気持ちは分かるでしょう?

なんて言いますが、

気持ちは分かりますよ? でも見抜けるかどうかは別です。

と答えると思います


それ程までに、人を疑う、という行為は疲れます。

考えなくてもいい事を考えて、思考を張り巡らせるので。

それに惰性した私が、同様に惰性した相手を責めるのは腹立たしい。というこの子の意見です。


ずっと見て、考え続けなくては、いい物は生まれないと思ってます。

些細な行動が単なる癖なのか、それとも意味があるものなのか。

相手が言ってることが、本当に正しい意味を持つことなのか。

兎に角、嘘を容易く信じる癖をどうにかしなくては。

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