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SEVEN GIRLS  作者: 白木飛鳥
11/13

第11話 ノートパソコンには、何を取っているのか?

伏間と外に出た。みんな分の飲み物を買いに行ったのだが、、、


 伏間「そういえばさっき先生から何かもらってたけど何をもらってたの?」

 灰原「あぁ、ええっとこれだよ・・・。」

 伏間「腕時計?」

 灰原「あぁ、ただの腕時計ではない。世界で一つしかない時計なんだ・・・。」

 伏間「へぇ、そうなんだ。なんで先生が持っていて灰原君に上げてたの?」

 灰原「まぁ、いろいろあの人の雑用とかを手伝ってるからかな。ご褒美的な感じかな。」

 伏間「なんか、いかがわしいね。」

 灰原「そうか?まぁ、たしかになんで俺なんだろうなとは思ったりもするんだけどな。」

 伏間「でも、この前違う似たようなの持ってたけどそれももらったの?」

 灰原「あぁ、このシリーズ100個あるんだけどすべてのカラーリングとかが違うんだ。なぜか、それをあの人全部持っててそれで、何か手伝ったら一つ貰うんっていうシステムでやってる。」

 伏間「灰原君もだけど、雨宮先生も相当な変わり者だね?」

 灰原「え?俺って変わってる?」

 伏間「うん。灰原君ぐらい変わってるのなんてほとんどいないと思うよ。」

 灰原「えぇ、そこまで?」

 伏間「まぁ、世の中にはハーレムになりながら自分もめちゃくちゃな仕事してる人とか、異能力を駆使してる人もいるらしいけどね。」

 灰原「あぁ、悪い神様と契約したりするやつもいるらしいけどな。」

 伏間「現実にそんな奴がいるなら一度でもあってみたいかもね。」


そんな感じで話しながらスーパーで飲み物とか買って戻った。


 雨宮「おいおい、人の金だからといってこんなに必要なのか?」

 灰原「何を言ってるんですか?先生。これでも減らした方ですよ。」

 雨宮「それはいいとして、私の酒はどこにあるんだ?」

 灰原「未成年ですよ?飲みたいなら自分で買ってきたらどうですか?」


いつからこんなにこの人と仲良くなったのだろうか・・・。

昔の自分はこの人のことをどう見えていたのだろうか・・・。

こんなに人間味のあるこの人はいないのであろう・・・。


夜になると順番にお風呂を借りて11時には寝ていた。

しかし、俺はまだ寝られないでいた。

台所に行くと先生がしっぽりと酒をたしなんでいた。


 雨宮「どうした?ねられないのか?」

 灰原「あぁ、まぁ、そんな感じですかね・・・。」

 雨宮「雨宮先生が寝付くまで添い寝してやろうか?」

 灰原「あぁ、たまにはいいかもしれないですね?」

 雨宮「え・・・。まったく、、、冗談がきついな・・・。」

 灰原「先にそっちがからかったんでしょ。」

 雨宮「確かにな・・・。私の罪だな・・・。」

 灰原「いえ、そんな重いものではないと思いますけど・・・。」

 雨宮「いいや、いつからか、私は「欲」を捨てた気がする。それが私の重罪だ。」


また、この人は寂しげで意味深な言葉を放って

持ってるグラスを持ちながら自室に戻っていった。

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