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SEVEN GIRLS  作者: 白木飛鳥
10/13

第10話 似ても似つかない、とても似てるもの。

雨宮先生の家に行くことになった。

もちろん勉強会目的である。


歩いてる最中、先生は俺と並んで歩いてきた。


 雨宮「灰原、お前も来るとはな・・・。偉いじゃないか。人付き合いにはまりだしたか?それとも、私に会いたかったのか?」

 灰原「いえ、あ、まぁ、呼び出されたから来た感じですよ。誰が来るかなんて本当に知らなかったし、まさか、先生が来るなんて思ってもみませんでしたよ。」

 雨宮「君は本当にかわいげがないな。」

 灰原「男に可愛げを求めないでください。」

 雨宮「何を言っている?君を男だと思ったことないぞ?私が言ってるのは、教え子としての可愛げだ。」

 灰原「はっは、俺以上に可愛げのある奴なんているんですか?」

 雨宮「でも本当に君に頼んでよかったよ。さて、ここが私の家だ。」


そこは駅から10分ほど歩いたところのタワーマンションだった。

先生の部屋は、最上階に住んでいるみたいである。

エレベーターでぐんぐん上に登っていくと部屋に着いた。


 雨宮「入り給え。狭いかもしれないが。」

 角田「ここを狭いと言ったら普通の家に失礼ですよ。お邪魔します。」

 雨宮「しまったな。ジュースなんてないんだがお茶でいいか?」

 伏間「いえいえ、お構いなく・・・。ただでさえお邪魔してるわけですから。」

 雨宮「きいたか?灰原。」

 灰原「なにがですか?」

 雨宮「可愛げのあるというのはこの二人のようなことを言うんだよ。」

 灰原「そりゃそうでしょう。お二人さんは本当にかわいいのだから。」

 雨宮「君は本当にあぁ言えばこう言うやつだな。」


そこから、勉強会を3時間近く行った。


 雨宮「ピザでも取ろうと思うから、灰原と伏間・・・全員分の飲み物でも買ってきてくれ。この財布の中から・・・。」

 灰原「わかりました。皆さん何飲みますか?」

 和賀「私はコーラ!」

 藤原「サイダーでお願いします。」

 角田「ポカリで。」

 灰原「了解。雨宮先生は何がいいですか?一応言っておきますが、お酒は買えませんよ?」

 雨宮「さすがの私でも生徒に酒を買わせないさ。炭酸水で。」

 伏間「ダイエット中とかなんですか?」

 雨宮「いんや?酒で割るんだよ。」

 灰原「結局、酒なんですね・・・。じゃあ、行ってきます。」

 雨宮「あぁ、灰原。チャンスはあてたんだから少しは進展するようにな・・・。これ、『No.007 オータムの風』だ。」

 灰原「まぁ、きちんと成果を上げては着ますよ。」


その間に雨宮先生は少し悲しそうな顔をしていた。

なにかとてもなにかを気にするように・・・。

それがなんなのかは、俺には全く分からなかった。

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