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いろはの短編集〜ひまわり編〜

努力(400文字小説)

作者: いろは

 努力が必ずしも報われるとは限らない。


 それは当然の事だ。もしも、全ての願いが努力によって叶ってしまったら、この世に存在する人間の全てが成功者になってしまう。


 そんな事はあり得ないんだ。みんながお金持ちで、頭が良くて、スポーツの頂点に立っていないのは現実なんだから。


 でも、「だから努力をしても無駄だ」とは思いたくない。私は私なりに目標を立てて、血の滲む様な努力を重ねて来た。


 例え、努力が報われなかったとしても、そこまでの過程はきっと私の財産となって、今後の人生の糧になるに違いない。




 ――きっと、そうだ。




「よし!」


 勢いよく体重計から降りた私は、上下下着姿のまま、スマートフォンを手に取った。



 そして……、



「あっ、もしもし? 〇〇ピザ屋さんですか? あの~、宅配をお願いしたいんですけど~。えっと~、ミックスピザのLサイズが2つと~、えっ? お得なセットメニューもあるんですか? 悩むな~、それじゃあテリヤキも追加……」

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― 新着の感想 ―
[良い点] おいおい・・、まずその食べ過ぎを治さんかい!
[一言] ダイエットゥーーって思わず、言いかけました(笑) 何か意味深げな思考からのオチの切味、良い感じですね。
[一言] 体重なんて気にしちゃ負けですよ……
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