57.育児坂だと思ってたんだけど……
時々手芸の事をチラッと書いてますが、しっかりとどういう物を作ってるかとか、作り方などは書いていませんでしたので、今回はさらっと出来るアレンジ手芸の方法などを書いてみたいと思います。
赤ん坊の時は、実際さほど作るとかしなくていいのです。今は安くていいのがいっぱい売ってますから。
しかし幼稚園に行き出すと、絵本バッグやらランチマットやら作る機会が増えますよ。と思いきや、今は安くていいものがいっぱいあるので買った方がきれいだし安いし早いと思います。勿論、趣味で作りたいとかいう人は否定しないですが。
一応私も幼稚園用の靴袋やらランチマットなんやら頑張って作りましたが、100均の袋やマットでもでいんじゃね?って気がしました。けど、それだと作りがチャチだったり、すぐホツレたり量産品ってバレたりしますね。そんな時、チョッチ補強したり、買ったモチーフなんかでアレンジすると、一味違う雰囲気になりますよ。
例えば、絵本バッグだと、持ち手にチロルテープやプリント綿リボンを縫い付けるとグッと高級感が出てきます。大き目のアップリケやボタンなんかを付けても良いですね。絵本バッグや靴袋に絵本や靴の絵をプリントしたのをラミネートして穴をあけて下げても可愛いし、目印になりますね。ラミネートははがき位の大きさならアイロンで出来ます。ラミネートをさらに耐熱のクッキングペーパーで挟み、低温のアイロンを掛けると、きれいにラミネート出来ますよ。クッキングペーパーを乗せておかないとラミネートの表面にアイロンで傷が付いたりするので気を付けましょう。
幼稚園のバレーシューズのアレンジは有名なのはデコパージュですが、あれはどうも何度か洗うと剥げるっぽいので私はやっていませんね~。
ちょっとアレンジでワンポイントワッペンなんかを縫い付ける方が、取れづらくていいんじゃないかと思います。ただ、シールワッペンはどうにも縫うと針がベタベタになるので除光液必須ですね。あと、バレーシューズは固くて縫いにくいって人は、ゴム部分にアレンジを。今可愛い柄のゴムやストレッチレースもいっぱい売ってますので、それを縫い付けましょう。ジグザグ縫いをすればきちんと伸びますよ。
縫い付ける前に一工夫、切り口は線香の火かライターの火で軽く炙って溶かしましょう。切り口が解れなくなりますよ!化繊の物に限りますが、これはヒートカットっていうテクニックの応用です。炙る時は火を近づけすぎて燃えない様に注意してね。解れやすいグロングランリボンもこれで怖くない!
もう少し気合いを入れられる人は、年少さんの内はゴム部分をマジックテープ式で開閉できるように改造してもいいのでは。脱ぎ履きしやすいですよ。
脱ぎ履きしやすくすると言えば、靴のアキレス腱の辺りにぴろっと出てるタグというか引っ張る部分、ここループになってますよね、そこにヘアゴムを通して輪にして結ぶとそれに指をひっかけて脱いだり履いたりしやすくなります。これをさらに工夫すると……、ここを色の薄い平ゴムにしまして、ゴムにお名前を書いて、ループに通して輪にして縫い付け!これで名前を靴本体に書きたくない場合でも名前付けが出来るし、脱ぎ履きもしやすくなって一石二鳥ですね!平ゴムのほうが指が痛くなりにくくもありますのでお勧めです。
制服やスモックにピンを挿す部分に、アイロンの名札用ワッペンを付ける人も多いですが、一回付けるとそのまんまで付け替えが効きませんよね。この部分をスナップボタンにすると、色々付け替えが出来て楽しかったりします。付け替え用のモチーフは色々作らなきゃいけないですけどね……。おさがりにするときに下の子の趣味に合わせてスナップモチーフを付け替えられますしね。スナップボタンは少し大きいやつの方が、しっかりくっついててくれるので良いですよ。私は14mmの縫い付けスナップにしました。力布を忘れずに。
このようなチョピットアレンジで一番実用的なのが、移動ポケットです。ちょっとした作りなのに、買うと結構高い!1000円とかしますよね、あれ。しかし1から作るのは面倒です。そこで100均の出番。100均で、ネームプレート用のワニクリップ部品2本(今は可愛い色の2本セットも有りますよ、明らかに移動ポケット用)、ダブルジッパーの小さ目ポーチ、移動ポケットにちょうどいいサイズを探しましょう。ティッシュケースとポーチが一体になってるそのものずばりの物も売ってることが有るので色々見てみましょうね。最後に綿のテープもしくは綿のリボンを購入。
お家でポーチの裏にテープを縫い付けます。両端と真ん中の3か所縫ったらおしまい!これに移動ポケット用のワニクリップを取り付けたら簡単アレンジ移動ポケットの完成です。数分の作業で、300円で出来ますよ~。これもちょっとモチーフやレースなんかで飾っても可愛いですね。大人用も簡単に出来ます。大人も移動ポケット使ってみると、意外と便利ですよ。
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はいということで、育児坂というタイトルでピンと来た方々が多いでしょうが、この章でそろそろ打ち切りエンドにする予定でした。育児坂は長い坂ですし、ヘタすると子供が25過ぎても養ってる可能性も無きにしも有らずですから、それを延々書くのも鬱陶しいですしネタもそろそろ尽きてきましたのでね。
大体タイトルからして基本出産エピソードエッセイって心算で居ましたので。
と、言うわけで最後にどういう締めにしようかな~、なんて暢気な事を先月までは考えておったんです。
しかし、育児坂だと思って登っていた道が、な~んか、今まで見たことが有る道と重なってきましたよ?あれ?なんだこれ?
え~、標識が徐々に見えてきましたよ?なんか4回ほど見たことがある標識ですよ?近づいてみましょう……え~と、なになに?
に ん し ん ざ か ?
な、なんだって~~~~~!!!




