49.不育症ってなあに
流産を繰り返したら、疑われる症状ですと言われたけど、実際それだけじゃなんだかよくわからない。
どういう原因があるのか、どういう治療をするのか?
紹介された病院に行く前に、色々調べてみようと思いたち、不育症について検索して調べたり、本を買ったりしてみました。
買ったのは、
不育症学級 杉 俊隆 金原出版
「不育症」をあきらめない 牧野 恒久 集英社
不育症戦記 楠 桂 発行 創美社 発売 集英社 これだけ実体験コミックスです。
上2冊は参考書、下一冊はすぐするっと読めるかなと思って購入しました。
不育症とは、「妊娠はするものの流産や死産を2回以上繰り返して、赤ちゃんを持つことができない状態」をいいます。流産を2回繰り返すことを「反復流産」、3回以上繰り返すことを「習慣流産」と呼ぶこともあり、不育症とほぼ同じ意味で使われます。ただ、不育症は流産だけではなく、妊娠22週以降の「死産」や生後1週間以内の「新生児死亡」も含み、より広い意味で使われる言葉との事。
実は学会でも何回流産を繰り返すと不育症と定義するか未だ決まっていません。しかし、一般的には2回連続した流産・死産があれば不育症と診断し、原因を探索します。また1人目が正常に分娩しても、2人目、3人目が続けて流産や死産になった際、続発性不育症として検査をし、治療を行なう場合があります、という事らしいです。
不育症の定義を流産を繰り返す回数が2回からにするか、3回からにするかは、意見が分かれているっぽいですが、流産を繰り返す症状ってのは共通認識らしいです。
あと、不妊症に比べると、知られていない症状だとの事……。まあ、流産したなんてそんな大きな声で言いまわる事じゃないしな……。
私の知ってる中でも、不妊症については、今治療中とかいう人はいました。不妊治療については言っちゃったほうが気が楽な部分が有りますからね。合う人合う人に赤ちゃんは?って聞いて来られるのって結構、いや、かなりうざいですし。30代後半での結婚でしたから、最初の子が出来るまでは赤ちゃんは?って聞かれるの嫌だったですよ。最初は自然に任せていて、妊娠活動なんかしてませんでしたから、赤ちゃんってのは授かりものですからね!ってイラっとしました。そんな時不妊治療してるって言えば、相手を黙らせられますしね。
しかし、不育症で……なんていう人はいませんし、流産したって事を言う人自体もほとんど居ませんね。
流産は確率10分の1で、珍しい事じゃないとのことですが、だからってお腹の子が死んだってことを言いまわる人なんてほとんど居ないって事ですね……。妊婦の心の傷も有りますし、胎児への後ろめたさ?後悔の念なんかも有るでしょうし、言って傷をもう一度抉る様な事もしたくないですからね。私もリアルで言った事ありませんし。医療機関でだけですね、流産したって言ってるの。
だからこそ、あまり知られていない症状なんだと思います。
で、不育症の原因は色々ある様でした。まあそりゃそうですよね。
感染症、内分泌異常、子宮形態異常、染色体異常、免疫学的原因、血液凝固異常など色々なようでした。
以下不育症原因のパーセンテージです。
1. 内分泌異常:20%
2. 抗リン脂質抗体症候群:20%
3. 血液凝固機能異常:15%
4. 子宮異常:15%
5. 染色体異常:4~8%
6. 感染症:1~2%
7. 免疫的異常
8. その他
9.原因不明:50~60%
なんか色々調べると原因不明が50~60%らしいし、夫婦の年齢が上がるにつれて初期流産率が上がるし、結局年のせい、卵子と精子が年取ってるのが一番の原因かな~と勝手に結論付けたのでした。




