表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/20

第3話 仲間

あれから、俺の身体は何がしか変化をしてきているように思う

悪い変化ではない、なにかこう力が漲って来るというか

傷も直ぐに治るし、跳躍力、握力もハンパなく強くなっている

これは、きっとザブルスの影響なのだろう。

俺の中でおとなしくしてくれていたらいいんだが、、、


今日は、地下の他の部屋を見て回ることにした

驚くことにサポートロボット、ボビーがいて、案内してくれた。

ボビーは、俺が気絶した時にベッドまで運んでくれたようで

かおりとは、すでに馴染になっていて色々話しをしている


なんだ、そうだったのか。。少し寂しい。。


形は雪だるまを盾に長くしたような形で顔のところが画面になっている

普段は少し愛嬌のある顔が画面に映っている。

ボビーの説明はマニュアル的で長いので、説明の途中で移動すると

画面が困った顔になるのが面白い^^


地下1階には 、セキュリティ室 建物全体の管理室レーダーもある

        訓練室1 俺がいた部屋だ、妖魔から取った目で作った、真実を見抜く鏡がある.

         〃 2 射的室

         〃 3 武闘室

地下2階には、 コンピューター室

研究室 多くの薬品などが置かれている

         武器庫 見たこともない武器、剣や砲弾、ミサイル砲などもある

       

地下3階には  車庫  特殊な車や特殊バイク、船舶、セスナまである 


地下3階からは、トンネルが裏山の雑木林まで通っていて

トンネルが滑走路になっている、そこからセスナが

飛び立つ、カモフラージュには最適で

この場所を選んだのも納得できる。 


地上は純和風の古風な武家屋敷風の建物、地下は設備も驚くほど

整っていて堅牢な要塞を思わせる作りだった。

ここから、国防とか世界に向けて正義の為に闘ってきたんだろうか

でもこれだけの設備だ。活用する為には

優秀な人材がほしい、話合って進める仲間がほしい


そう考えると、大和さん、武さん、徹さんたちが頭に浮かんだ

この3人は、曾祖母から、紹介され俺と共に闘って

くれた人だ、あれから会ってはいないが信用出来る人達だ

早速、コンピューター室に向かった。

ここは、扉が網膜認証になっている。曾祖母の最初の指示で

すでに認証の設定は済ませてある。


頑丈な扉が開いた

「ようこそ、猛さん。」とコンピューターが答える

「かぐや」の名前を冠した、そのコンピューター

曾祖母が付けたのだろうな、安直だが夢のある美しい名前だ

この家の全ての管理を担っている

俺が、3人の名前を言って連絡を取りたいと言うと


「はい、よろこんで!」実に綺麗な女性の声で答えた。


「呼び出しましょうか?」と聞いてきた。


「いや。久しぶりだし、状況も知りたいし直接会って話たいので

住所でいいよ。」


俺は彼らを訪ねた、と、コンビニから出てきた人、よく見ると武さんだった。

彼は俺と会えたことを大変喜んでくれた、

先の戦いで武さんは、片足を失ったのだった。

俺の視線は、彼の足をとらえ目をそらし俯いてしまった

お見舞いにも行ってなかった事が悔やまれて仕方がなかった。


武さんは、俺の様子に慌てたように

ああ、これね「足は切ったけど、この義足ね凄いんだよ。」

そう言って飛び跳ねて見せた。

曾祖母が亡くなる前に、最高の治療と援助をしてくれたそうだ。

からくり武器も内蔵されているのだとか

武さんの連絡で、大和さん、徹さんも集まってくれた。


皆、再会を喜んでくれた。嬉しい^^


俺は、粗方の事を話したが皆

曾祖母をよく知っているので理解は早かった

徹さんは、目をキラキラさせ

大和さんは、デンジャラスな事は大好きだぜと

意気込みを見せてくれた。

後日、屋敷に招待することにした


3人が来るその日は、曾祖母に仕えていた

お手伝いさんにも来てもらい朝から大忙しだった

はなさんは、「嬉しいですね、またこの屋敷に来れるとは

思ってもいませんでした、今日は腕によりを掛けてお作りしますね。」

手際良くテキパキとこなす、はなさん、この家に活気が戻ったように思う。


はなさん、「お酒は何がいいんでしょうか?」

「好みはよく解らないので、ビール、ワイン、焼酎と揃えておいたら

どうでしょうか、ワインラックに年代物ワインありますよ。」

「それに旦那様、私には敬語は使わないように。」

「え?旦那さまって、、、、俺の事?」

「もちろんです、この家の主ですので。」

虚を突かれ目を泳がした。


ん?かおりが、はなさんの手伝いをしている。


耳も尻尾も出ていない、普通の女性にしか見えない

かおりは、俺の視線を感じると

「てへ^^」と笑い、舌をペロッと出した。

うむ、周囲になじめる事はいいことだ、しかし可愛い。

はなさんには、これからも来てもらうことにしよう。


昼前に、彼らがやって来た。

俺は最高の笑顔でもてなし一緒に食事を楽しみ話は弾んだ

食事が終わってから、地下室へと案内した

3人はお前のお婆さんは、凄い人だと思っていたが

これほどまでにとは想像がつかなかったと感嘆の声を出した

ザブルスとの件も話し、徹さんには鉢巻に書いてある呪文の解析も

お願いした、この呪文は役に立つかもしれないそう思っての事だ


彼らは、俺たちは、何かあったら直ぐに駆けつけるし力にもなる

そう約束してくれ、この日はそれぞれ上機嫌で帰って行った。


力強い、仲間を得た、大和さんは兄とも親う豪放磊落な戦士

武さんは、武器には目がない、武器庫で感嘆の声を連発していた

これは、何年製のどこの国の武器とか物知りだ

徹さんは、友達感覚で話がよく合う

仲間は財産なのだ、良き人脈を作ることだと

曾祖母はよく言ってた、その通りだと思う

莫大な遺産は自分の為ではなく、正しい事の為に何が出来るのかを考えて

使うようにと厳命されていた。


「お婆ちゃん、心配しないで、俺もバカじゃないから。」


パソコンには曾祖母から聞いた政府の要人からの

メールが入ってはいたが開けてはいない

曽祖母から安部家を引き継いだので、早速のアポなんだろうか

でも今は余計な問題は聞きたくないのだ。



最近の各国の情勢は表は和平で、裏では頭脳の解析、特殊能力者の開発に

力を入れていると言う。「原水爆禁止」が世界の世論になり

高まってきているので俺の様な人間は政府にとっては思惑も

あるところなのだろう。まだ俺の知らない世界の事だ


今は、かおりと、過ごす時間を大切にし楽しみたい

後かたずけが終わり、かおりと並んでソファーに座っていた、

肩を抱き寄せた、かおりは、頬を赤らめ目をつぶり俺はキスしようとした、


なななな、、ザブルスが現れて俺を押しのけた為

かおりの頬に二人がキスしたことになった。

「ザブルス!てめえ~!何してんだ!」

「儂もかおりちゃん大好きなんだ~。」

「お前~!空気読めよ。」

かおりは、突然の事に驚きクルルに変身して逃げてしまった。


はぁぁぁぁ、いいとこだったのに。。。。。








     



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ