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最終話

随分、ほったらかしにしてしまいました。

乱文でしたがここらで完結します。


上空に飛んでいるのはドラゴン。

ドラゴンと言えば、史上最強の生物だ。上空のドラゴンを倒すのは不可能に思われた

敵を倒すにはどうする?

式神には、炎を吐かれたら一貫の終わり

下に引きずり下ろすにはどうしたらいいか考える

ドラゴンを操る妖魔を倒せればいいのだが

遥か上空を旋回しているドラゴンを見上げる。



武さんがガトリング砲をぶっ放した

何処に持ってたんだ?


「へへ、こんなこともあるかと思ってね。」


ドラゴンの翼に命中した、GYAAAAAAAAAA

大声で鳴きながら、旋回して落ちてくる


「気をつけろ!! 落ちたら火を吐くぞ。」


「背中に乗っている、妖魔を逃がすな!!」


其処らへんの建物を破壊しながら落ちてくる、スローモーションを見ている様だった

かおりは、素早くザブルスの鎖を切っていく、このチームの連携プレーは最高だ


ズガガガガーン凄い地響きと共に、ドラゴンは目前に落下した

妖魔は背中には乗っていなかった。落ちる寸前に逃げたようだ

シールドのスイッチを入れて辺りを見回す


鎌首をもたげてドラゴンが火を吐いた

辺り一面火の海になる、スーツは耐熱になっているが

長時間は危険だと判断する一端、手前の部屋の扉に隠れ攻撃のチャンスを覗う

武さんは、逃げながらガトリング砲をドラゴンに打ち込む

命中!!

GYAAAAAーーー


鱗が数枚はじけ飛ぶ、しかし暫くすると傷が蘇生していく

まさに不死身。


「妖魔を倒して撤退するぞ。俺と大和さんでドラゴンを引きつける

他の人は妖魔を追え。必ず見つけて殺れ!」


ドラゴンは首を、ブンブン振り回し火を吐き続ける


大和さんはドラゴンの顎に入り、鱗を削ぎ落して行く

其処に俺が剣に魔力を込め深く剣を刺す。

深く剣を刺したところは、再生が難しいらしく

血が流れている。

尚も暴れ回るドラゴン、尻尾がビューンビューンと辺りを破壊

している、当たればひとたまりもない。


「かおり!下がっていろ!!。」


剣を構え、飛びつこうとしていたかおりを大声で制する。


「お前は妖魔を探せ、ただし手出しはするな!探すだけでいい!!」


俺と大和さんは、ひたすらドラゴンの一か所を狙い

傷を広げて行く、深く深くだ、そして首を落としたら

直ぐに傷口を焼いてしまう。

そうしないと蘇生してしまう。

大和さんが、首を執拗に攻める、3分の1まで刀が入り血が噴き出している

其れでも、まだ暴れ回っている、もう少し、もう少しだ! 予断するな!

そう声を掛けた瞬間、首目掛けて飛び上がった大和さんにドラゴンが齧り付いた


「キャーーーー大和さ~ん!!」かおりが叫ぶ。


すかさず、武さんがガトリング砲をぶっ放した、ドラゴンは叫ぶ

その拍子に大和さんを落とした。

俺は走って行って、大和さんを担いで、後方の扉に逃げる

其処で大和さんを見ると、牙が腹に刺さったらしく血が吹き出ている


「大和!!」  布で傷を抑えながら、大和さんの意識を確かめる


微かに笑みを浮かべ「ミスった。」と言ったきり意識を失った


俺はかおりに後を頼んで、ドラゴンに向かって走り出した

剣に最大限の魔力を込め、首を狙って襲いかかった


「ぬああああああ~~~~。」


首の傷口に向かって剣を深く差し込む、尚も魔力を注ぎ込む

ドラゴンの首が倒れて行く、しかし剣を抜こうにも抜けなかった

首に剣を刺したまま、大きな音と共に倒れたドラゴン

急いで首を切り落とさないと再生する。

剣はびくともしなかった。そこにザブルスが飛び込んできた。

首の傷に手を突っ込み


「ぐおおおおおおお~~。」唸り声と共にザブルスは


ドラゴンの首を力任せに引きちぎろうとしていた。

俺はすぐさま剣を握った「ぬおおおおお。。」

ザブルスのお陰で剣が抜ける、また傷口に剣を付きたて魔力を込める

何回か其れを繰り返した、俺も、皆も限界に近かった。

早く決着を付けたい、剣を上段に構え、力いっぱい振り被った

ガキーン。ごろりとドラゴンの首が落ちた。

火炎魔法で首と胴体の傷口を焼き切る。

ジュウジュウと肉の焼ける音がして、煙が立ち込める尻尾は尚のたうつ


暫くして、やっとドラゴンは動かなくなった。「殺ったか!」


「ああ。やっと倒したな。妖魔は?」


ゆかりが、建物の瓦礫の影に逃げ込んだと目くばせする

両方から挟み撃ちだ。ザブルスと武さん、俺が狙いを定めて歩腹前進する

人影を認めて銃を突きつけた。


「徹さん????」まさしく徹さんだった。良く見ると徹さんのシールドが

破壊されていた。なので簡単に乗り移ったのだろう

徹さんは、目が赤く、薄笑いをしている。剣を振りかざし俺に向かって

飛び込んできた、咄嗟に交すが、徹さんを傷つける事は出来ない

其れが妖魔の狙いなのだ。

数度剣を交える。ガキーンンと金属音と火花が散る。


俺が後ろに後れ込む形で徹さんが、剣を上段に構え切りこんでこようとした時

ザブルスが後ろから徹さんを羽交い絞めにした。

怪我をしているのに何処にそんなに怪力があるのかと思うほど

ギリギリと締めあげている。

徹さんは白目をむいて気を失った、途端にモア~と靄の様な妖魔が

徹さんの身体から抜けて行く


「いまだ!!。」俺はすかさず、剣に魔力を込め一刀両断に切り落とす

妖魔は、奇怪な声をあげ消えて行った。


「徹さん!徹さん!」ゆかりが頬を叩き、揺す振っている

薄っすら目を開けた徹さんは、 ハッと我に返り、妖魔は?

居並ぶ俺達を見て、ホッと安堵の色を表した。

大和さんの手当をしないとと、鷲の式神で屋敷に戻る

大和さんは、気を失っていた、大量出血だったが一命は取り留めた。止血をし今は

最先端医療の技術でカプセルに眠っている

俺はザブルスに魔界はお前に任せる。


「だよな。ザブルスは俺はやっぱり魔界が性に合っている。」


「この真実の鏡は、妖魔を呼び寄せるので破壊する。

お前とは、これっきりに成るが、元気で暮らせ。」


「おう。お前もな。」ニヤリと笑ってザブルスは鏡に消えた

その後俺は電撃で真実の鏡を木っ端みじんに破壊し焼きつくした

少し感傷的なものも無いわけではないが、魔界や妖魔には今後関わらないだろう


今となっては俺も、魔界の血を受け継いでいたのかも定かではないが

ゆかりと穏やかな暮らしをして行けたらいいと思う


振り返ると、穏やかに微笑むゆかりが眩しく見えた。




有難うございました。

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