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第14話 作戦を実行する

魔族の中に俺を、殺そうとしている種族がいる事は明白になった

一度オブライエンとサラディーンに会いに行って真相を確かめに

行った方がいいだろう。そして待っているよりは

こちらから仕掛けるのも一手だと思う不安要素は取り除きたい

魔界に行くのに、防具の装備は不可欠になる。


俺は徹さんに、鉢巻と呪文の製造と量産はどうなっているのか

聞いてみた。布に妖魔を寄せ付けない、素材を練り込む事は

出来なくても、呪文の複製を作成する事は可能と言っていたので

早急に結果を聞きたいのだった。

出来ている分を見せに来るとの事で皆を呼んでおいた

果して、徹さんは、大きな箱を大事そうに抱えてやって来た


ロビーのテーブルで皆が囲む中、うやうやしく徹さんは

箱を開けた、その中には大事そうに白い布で包まれたものが入っている

そっとその白い布に包まれたものを取りだし、布を捲る

中からは銀色のメットが現れた

その表面には、びっしりと呪文が彫り込まれている。

デザインはいまいちだが、性能が良かったら其れが一番なのだが果して。。

徹さんは、誇らしげに胸を張って


「猛、被ってみろ!」


俺はまず手にとって全体を回して見てみる、あまり重くない

呪文がびっしり彫られている事を除けば普通のメットにしか見えない

俺は、徹さんの言葉でメットを被ってみた。

横にボタンが付いてるので押してみてと言われて

押してみると、カシャと音がしてメットの前面が降りてきた

内蔵されていたらしいその、顔の部分には、黒色強化ガラスになっていて、弾は通さない

そして、レーダーやら数字やらなにやら文字が出ている

大和さんを見た、ステータス100。魔力0.攻撃力0その他もろもろの数字が

絶えず動いている。かおりを見ると、かおりの攻撃要素の数字が現れる。今は0になってるが

メット全体はフルフェイスになっている。対熱200度、対冷-50度に耐えれるそうだ

まぁ、デザインはいまいちだが装備としては申し分ないかもしれない。

これを5人が被れば、ゴ〇ンジャーみたいだなぁと思ったが

首をブンブン振って打ち消す。想像しただけでも恥ずかしい。。。。。


「これって、見栄えはいまいちだけどすごいじゃん。」


「いまいちってなんだよ。防御と攻撃重視に作くってあるんだよ。」


皆は、どれどれと言って変わるがわる、かぶって、う~~んと唸っている人もいる


「今はこれだけだけど、後は剣や銃、防具なども考えている。」


「うん性能はよさそうじゃないか。」


「うん!自信作なんだ。」

得意気である。他の装備も作ってもらわないとだし

対魔族との戦いになるとそれ相当の準備が必要だ、徹さんに良くお願いをしておく

素材と資金は曾祖母が残してくれた資金を活用する。曾祖母はお金は普段は節約して

ここぞと言う時に惜しげもなく使うのだよと良く言っていた。有り難く使わせて頂く

装備が出来るまでに一度オブライエンとサラディーンに会いにいくと

言うと、かおりが私も行くと言って聞かない

大和さんも、猛を1人で行かせる事は出来ないのでと。。3人で行く事になった

俺に繋がっていたらあの、真実を移す鏡を通りぬけられると思うとの事で。


魔界なので慎重に打ち合わせをする。

話し合いに行くので、めったやたらに妖魔を倒さない事を申し合わせる

ただし危険を感じたら其れはその時の判断で行動する

俺たちにしか解らない、暗号も何点か決めておく

大和さんは、刀師に打ってもらった,愛刀「斬妖剣」と短銃(銀の弾入り)

かおりは、俺からプレゼントした「舞妖刀」と短銃(銀の弾入り)

俺は愛刀の「紅蓮」とブーツの中の短剣(呪文でサーベルになる)同じく短銃を装備する

もちろん呪文入りの腕輪と足輪は3個しかないので、一人1個ずつ装備

今回は話を聞きに行くので軽装備でいく、なのでメットは持っていかない

魔界に行った俺たちと通信手段の方法を考える

一応無線を持っていくが、磁場の関係で通信が出来るかどうかは解らない

今後も通信手段の方法を考えておく必要がある等々話し合って

出発は明日と決め解散した。


魔界に初めて行った時から、半年は過ぎているか

あれ以来、ザブルスも俺の前にはあらわれていない

まぁザブルスが居る方が異常で居ないほうが普通なんだが

やはりザブルスは何か関係しているのかも知れないそう思いながら

魔界に行った時の事を思い出しながら、魔界地図を作製しておく

古い洋館の見取り図も解る範囲で作成する。

何事も準備が大切である。


キーと音が鳴って、かおりが照れくさそうに、入ってきた


「ん?どうした?寝れないのか?」


「うん。。」と言って、いるが顔が赤い

かおりは、俺が作成している地図を覗きこんだ


「へええ~~~~。猛、上手じゃん。」


そう言いながら、俺の後ろに回り、俺の背中から抱きついた

おわ!かおりの柔らかい二つのものの感触が背中にあたる、そして

風呂に入って来たのだろうか俺の顔にふんわりかかるかおりの髪

薔薇の香りか、とてもいい匂いがする

そして俺の、耳の横から、話して来ると息が耳にかかり、ゾクッとする。

振り向こうとしたら、かおりから、キスされた、優しい、そして濃厚な

甘いキスだ。


「あん!。。。」俺って責めて来られるのってとっても好きかも。。。


夜は更けていく。。。。。。




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