険しい唯我独尊への道 また続き
だいぶ短い投稿ッス!
「では次秋山。」
「いいえ、会長。次はぜひ会長お願いいたします。
いつもいつも貴方がトリを飾るのはいささか、いえ普通に普通すぎます。
ここは少しいつもと趣向を変えてみるのはいかがでしょう。
これでは三浦先輩の二の舞になってしまいますよ。」
「なんだよそれ、俺の屍を越えてゆけ的な感じになってね?」
「あら三浦先輩の屍を越えるなんて造作もないことですから、
それはちょっと意味が違います。」
「秋山ちゃんひどいっ!!でも素直に嬉しい!!」
先程の件で麻里衣に普通にあしらわれたことにショックを覚えていた
スバルは彼女のいつものいじりに喜びを感じていた。
「あらあらとうとうMに目覚めてしまいましたか。」
「スバル・・・本当に屍にしてやろうか。」
「オレシカッ!!」
謎の言葉を残しそれっきりスバルの声はパタリと聞こえなくなってしまった。
「高千穂君が推すような奴ってどんなのか気になるな。」
「ふむ。では俺はこいつを推薦しようと思う。」
そういって机の前に出された一枚の紙に張り付けてあった顔写真をみて一同驚愕。
「ってえぇーーーーー!!これって英語の鏑木先生じゃないか!!」
「まぁ、鏑木教諭も応募していらしたのですね、驚きです。」
莉咲と麻里衣の驚きの仕様は180度違ったが問題は何故職員である
鏑木七海が生徒を対象とした留学生募集に応募していることであった。
「おいおい、高千穂君。これはそもそも選考対象外じゃないのかい。
教師を留学させるなんて、これは生徒のためのものだろう。」
半ば呆れながら莉咲は畏れ多くも結弦に向かって正論を述べる。
だがそんな正論もなんのその結弦はただただ手を組んでそこに顎を乗せた
姿勢から一歩も一手も一眼も一口も動かない。
「これは逆転の発想だ。」
「逆転の発想?」
「ふふ、なんだかおもしろそうなことになりそうですね。」