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名前の読み方が同じだから聖女として間違い召喚されました。勇者活動より弟妹の食費稼ぎを優先します  作者: #とみっしぇる


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68 脳筋さえ黙らせるハートフル召喚獣

アリア、フランソワ&レオンで魔王軍撃退シーンを映すはずが、予定が狂った。


フランソワにレオンの種属が魔族ってのと、魔王軍を脱走してること説明してなかったせいだな。


種族間に偏見がないアストリア世界の視聴者と私は、忘れてた。


リアルフランソワとリアルレオンは、ヤマト世界では敵対関係にあるんだった。


フランソワはレオンが、アリアと私をだまして人間のふりをしてると勘違いしてる。


アリアは説明しようとしてるが、フランソワが逆上しかけてて、聞こえてない。


私のしくじりでござる。


アストリア視聴者からは、お叱り意見山ほど。中にはカオスな展開を歓迎する声もあるな。


魔王軍10人が驚いてる。魔族の中のふたりが、裏切り者の白鬼レオンだと気付いた。


「あいつ、手配されてる白鬼だ」

「よし、捕まえて帰って報奨金をもらおう」


明らかにレオンはアリアとフランソワを手助けしにきた登場のしかただった。


なのにフランソワがレオンにレイピアを向け、レオンもナイフを出して彼女を警戒している。


「くらえ!」

「おっとと」


ガギンって音がする。フランソワが仕掛け、レオンが攻撃を止めた。


今のうちにと、魔王軍が動こうとした時だ。



半べそのアリアが叫んだ。


「お願い、何とかして。召喚オユキサン!」


『はいよ。任せときな、あるじさま』


アリアの叫びとともに、雪が舞い始め、キラキラと光る結晶の中から、オユキサン登場だ。 


身の丈3メートルで迫力がある。


魔王軍だけじゃない、フランソワとレオンも動きが止まった。


「何だこれは。ア、アリア殿の精霊なのか。喋る精霊なんて初めて見た」


『詳しい話はあとだよ、フランソワさん。今はレオンさんと一緒に魔王軍と戦っておくれ』


「なっ。私に魔族と共闘せよというのか!」


『嫌なら、どこかに隠れておくんなさい。あるじさまの足を引っ張らないでおくれ。今のお前さんは邪魔だよ』


「なんですって!」


『レオンさんは、妹や引き取った獣人孤児のために戦ってる。あるじさまやサラさんは、そんなレオンさんを魔族でも認めてるのさ』


「え?」


『ハーフエルフのあるじさまだって、虐げられても仲良しの孤児や困ってる人のため戦ってる』


オユキサンが微笑んでるけど、なんか冷たい笑顔。映像越しに見てても、冷気が濃くなった気がする。


『世話になったアンタが、あるじさま達の足を引っ張っちゃいけない。偏見は人の目を曇らせる。アンタも地位がある人間なら、周りをしっかり見ておくんなさい』


「……」


『さ、あるじさま、レオンさん。魔王軍と戦おうかね』


「うん、守りはお願い。オユキサン」

『はいよ』


魔王軍の魔法使いから、ファイアアローが気を抜いてるフランソワに飛んできた。オユキサンが氷の障壁を張って防いだ。


フランソワが驚いてオユキサンを見てる。


そうしてるうちに、アリアとレオンが戦闘態勢に入った。


「レオンさん、サポートに回ります」

「オッケー!」


「ビリビリ×10」 


電気魔法で感電した魔族は5人。レオンが一気に倒した。


レオンはレオンで、脱走兵の自分がジペング国に逃げてきたことが、魔王軍の魔族にバレた。  


ミヤギ編のレオールの時のように、素性を知られずに金で雇われたのと状況が違う。


確実に魔族の息の根を止める方向。やっぱりハードモード世界の住人だ。


残りの魔王軍は3人。まずまず手強い。


その時、フランソワが前に出てきた。


「私にも戦わせて下さい」


アリア、レオン、フランソワで魔族と一騎打ちになった。


「アリア殿、レオン殿。そしてオユキサン」


「はい」「おう」「はいよ」


「みなさん、申し訳ありませんでした。特にオユキサン、頭を冷やさせてくれてありがとうございます」


にっこりと微笑むオユキサンだ。


アストリア視聴者


『やっぱりオユキサンは頼りになるな』

『聖女いらずだな』


『さ、ここからはアリアちゃん、フランソワ、レオンの黒髪美形トリオの戦いを楽しもう』

『待ってました』


コメント欄も盛り上がりだした。


アリアは、ビリバリからナイフ術で魔族のナイフ使いに勝利。


レオンも危なげなく拳闘士タイプを制圧した。


ラストはフランソワ。


偶然にも私達と初めて会ったとき、地面に押さえ込まれてた剣士タイプとの一騎打ち。


「またお前か。今度は手加減などせずに斬ってやる」


「させません」


フランソワは、この60日間でレベルを43から88まで上げている。


魔族剣士の斬撃を軽くいなして、相手の隙を作った。


「うなれレイピア。レッドダンディライオン!」


黄色いエフェクト、花びらとともに、カーテン状の斬撃が飛んだ。まさに『姫騎士』のスキルだ。


ただ、お約束で血が飛び散っている。


黄色い花びらが真っ赤に染まっていく。


「ぐぎゃああ!」  


勝利のあと、レオンに頭を下げるフランソワ。そしてアリアも含めて3人で握手。


アストリア視聴者もひと安心だ。


◇聖女サラチャンネル

◇登録者数:882万人

スパチャ合計1億705万ゴールド


収益は順調。


神器ドロンは、そのまんまアリアのとこに2台とも残してる。


もうすぐ私は、魔王軍50人と遭遇する。アリアとは10キロ離れてる。


誰も見てないとこで、久々に残酷な戦いをやる。

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