相手の命を奪うのなら自分が奪われる覚悟も持った方が良い
「随分と団体さんで来たな、王国の騎士さん達よ」
笑みを浮かべながら言うロイを目の前の集団は完全に攻撃態勢に入る。
彼等は王国の騎士団であり現在ロイが王国を破壊していると言う連絡を受け集結している。
「冒険者の次は騎士団か、アンタらもこいつらみたいになりたいのか?」
ロイの周りには冒険者達が血を流して転がっている。
その状況を見て一人の騎士が前に出てロイに近づき剣を向ける。
「この広場だけでなくベルファスト公爵家及び王女方が通う学園を半壊、さらにソニア王女に危害を加えたのはお前か?」
「もう伝わってるのか、ああそうさ、全部俺がやった」
「ほう、この状況でその強気な態度は良い度胸だな」
騎士は剣をロイの首に当てる。
「お前の生死は問わないと国王陛下からの命令だ、大人しく投降すれば痛い思いをしなくて済むぞ」
「ふん、やれるものならやってみな」
ロイは笑みを浮かべて騎士を煽る。
すかさず騎士はロイの首を切る。
「な!?」
しかし首を切る前にロイが剣を掴み止める。
「はは」
ロイは剣を砕きそのまま騎士を殴り飛ばす。
殴り飛ばされ気絶した騎士を見てその場が一瞬時間が止まったような静かさが起きる。
ロイは辺りを見渡し瞳を閉じ。
「はっはあー!!」
目を開き騎士団に突っ込む。
騎士達は一斉に剣を構えてロイに切り掛かるがロイにはかすりもせずに次々と殴り飛ばされる。
「おらおら!! どうしたー!!」
「うあー!!」
「ぐあー!!」
向こうは武器も持たず素手で戦いこちらは武器を持って戦っているのにロイの笑って向かって来る姿に恐怖を感じている。
「おいおい、これじゃ冒険者と大して変わらねえじゃねえかよ」
転がっている騎士達を見てロイは詰まんなそうに言う。
「お前等それでも国を守る騎士なのか? どう見ても親の七光りだろ?」
「こっちも捉えたぞ」
ロイの姿を遠くから狙っている者達。
王国の魔導士達である。
「よし、同時に行くぞ」
「ああ」
魔導士達は魔力を矢のような形にする。
「今だ」
魔導士達が同時に魔力の矢を放ち、その魔力の矢はロイに向かって行く。
「ん?」
矢はロイの首に直撃する。
「何だ? 魔法か? あそこだったな」
しかしロイは何事もなく魔力の矢が放たれた方向を向く。
「首に直撃したのに効いてない!?」
「バカな!? 頭が吹き飛ぶほどの威力だぞ!?」
「ムカつくな、王国の魔導士が不意打ちなんてしてんじゃねーよ」
ロイは手に魔力を込めて魔力の矢が向かって来た方に放つ。
「な!? ぐわー!!」
「うわー!!」
魔力は魔導士達に当たり魔導士達は倒れる。
「おお、やったー、当たったー」
「そこまでだ!! この大罪人が!!」
「あ?」
魔力が当たって喜ぶが直後に聞こえた声の方を向くとたくさんの魔導士達が魔力を一つに集めている。
「王国の騎士と魔導士をバカにするとどうなるか教えてやる、我等魔導士達が込めた魔力を一つにしたこれは、地面に大穴を開けるほどの威力だ!! チリになるがいい!!」
「へえー、じゃあどれほどか確かめてやるよ」
「消えろ!!」
魔導士達の魔力の塊がロイに向かって放たれロイに直撃する。
地面に大穴を開けるほどの威力なため辺りは直撃したロイの周りは煙に包まれる。
『おおー!!』
「直撃だ、肉片一つ残っていない」
勝利を確信したと感じ騎士と魔導士達は勝利の雄叫びを上げる。
「ふーん、地面の大穴を開けるねえ、さすがにかなりの威力だな」
煙の向こうで聞こえた声に騎士と魔導士達は振り向く。
煙が晴れるとそこには何事もなく立っているロイの姿があった。
「つーか、お前等こんな威力の魔法を国の広間で打つか? 俺が受け止めきれなかったら周りの民達も巻き込んでいたぞ? 何も考えなしに打ったのかよ? マジでこの国の貴族ヤべーな」
「あ・・・ああ」
「う・・・あ」
『う・・・うわあああああああー!!』
ロイの姿を見た騎士と魔導士達は武器を捨て我先にと逃げ出す。
「おいおい、勝てないとわかったら民を捨てて逃げるのかよ、最悪な国だな、まあ一人も逃がさないけどな」
そう言ってロイは指に魔力を込め逃げる騎士と魔導士達を撃ち抜く。
「うわ!!」
「ぐわ!!」
「ははは、逃げろ逃げろ、誰が遠くまで逃げられるかな?」
ロイはその光景を楽しんで魔力を打ちまくる。
そして数分後には騎士と魔導士達は全滅していた。
誰一人死んではいないが血を流し地面に転がっている。
「はあ、詰まんな」
「随分と暴れたな」
「ん?」
ロイの目の前に新たに四人姿を現した。
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同時に投稿している作品「魔王様、今日も人間界で色々頑張ります」もよろしくお願いします。




