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優しい死霊術師(ネクロマンサー)  作者: かいみん珈琲
1/11

1/駆ける小さな人影

どうもはじめまして、かいみん珈琲です。

こちらのサイトに投稿は初めてですが、よろしくお願いします。


作品の紹介として、

作風として『ゾンビらしくないゾンビ』×『死生観』というテーマです。


あくまでもゾンビ風にしているので、スプラッタなシーンは少ないです(笑)

表現もソフトにしています。


温かく完結まで見守っていただけたら幸いです。

●ある路地裏(夜)


 息も絶え絶え。

 口から溢れ出ていく呼吸が熱い。

 

 うるさい心臓の音。

 胸から鼓動が聞こえるのか。

 または耳朶の裏で打っているのか。

 よくわからない。

 

 視界の向こう、三叉路に伸び切った男の影が2つ。

 

「ッ、いたか!?」

「いねぇよ! ちくしょう、どこ行きやがったんだ!?」


 斜めに傾いた男の影が大きく揺れる。


「……っひ……」 

 

 と、少年の足がすくむ。

 

 どこかに隠れる場所はないのか。

 両目を泳がせると、すぐ近くの物陰がある。

 その物陰に背を預けて、膝を抱えて座り込む。


「ちっ、お前はあっちだ!」

「ああ、俺はこっちを探す!!」


 男達の声に、ぎゅっと身体を小さく丸める。

 小さく、もっと小さく。

 息をひそめて、目をつぶる。

 

 震えが止まらない。

 落ち着かない鼓動と恐怖。

 あまりに荒い吐息が漏れそうになる。

 だが、口を押えて蓋をした。


「くそっ、どこに行きやがったあの坊主!」


 と、1人の黒服がすぐ横を横切っていく。

 今、少年が走ってきた道の方に足音が消えていく。


 少年、四つん這いになり物陰から向こうの三叉路を見る。

 もう1人の男も、どこかにいなくなっていた。


「……ょし……」


 咽喉が乾き、ひっついていたのか。

 声変わりをしていない声が少し裏返える。

 

 少年、また走り出す。

 小さな子供の後ろ姿が闇夜に消えていった。


ここまで読了、ありがとうございました。


文字ボリュームはどうでしたか?

個人的に投稿していく中で気を付ける点として、以下の通りです。


・文字のボリューム(1000~1500文字程度)

・矛盾点があれば、その都度リライト(修正)

・擬音語や擬態語、抽象的な表現はできるだけ出さない

・ダラダラしたあ、尺を長くする描写を控える


もし何かありましたら、コメントしていただけると参考になります。

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