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バトルフィールド 3


 ◆ ◆ ◆


「子どもだからって油断すべきじゃないわ」


 私は優奈の耳元でささやく。


「わかってる。レベルも同じくらいだし、年下だからこそ負けられないって」


「ならいいのよ」


 前に出る。サクラの泰然とした態度は変わらずで、緊張も気負いも感じられない。私は……負けたくない。負けるのは、嫌だ。だから勝利の確信で心のすべてを塗り潰す。


「アクセス!」

「アクセスだ」


 防具が装着され、現れた武器を掴み取る。私は今回、ロングソードを選択していた。サクラはライトアーマーにスピアーだ。互いに武器を構えて、ブザーが鳴った。


 サクラが突撃してきた。一直線の刺突をかわし、すれ違いざまに斬りつける。サクラが素早くスピアーを持ち直し、柄で私の斬撃を受け止めた。


 武器同士が噛みあう振動が、手と鼓膜を震わせる。ここで力の競り合いをしても意味は薄い。スピアーはリーチがある分、接近戦が苦手だ。軽く剣を引いて、連撃で相手の動きを封じてやる。


 剣戟の火花を散らしながら私とサクラは空を翔ける。こちらが押しているけどあと一手足りずに防がれている感触。膠着状態をアプリで打開するのもひとつの戦術だ。


 戦闘アプリの起動は、人間の音声によってなされる。妖精の動きをよく見て、適切なタイミングで適当なものを使わなければならない。けれど、そこは優奈の領分だ。私は私で、防御を崩すアイデアがある。


 ひときわ強く剣を押し込みサクラの姿勢が崩れる。すぐに立て直そうとするサクラ。剣では突けないような小さな隙でも、


「そこっ」


 蹴りならねじ込める! 


「スラストペネトレーター!」


 私の蹴りがヒットする直前、アイリスがアプリを起動させた。


 武器攻撃系のアプリはプログラム通りの攻撃動作を行うものがほとんどだ。つまり、多少姿勢が崩れていようとも強制的に復帰させ、強力な攻撃を繰り出せる。


 サクラが絡みあったままの武器をぐっと押し込み、逆に私の姿勢が崩れた。スピアーの穂先が私の腹に突き付けられる。


「ぐっ!」


 至近距離の突進攻撃が直撃。ビルの壁に叩きつけられた。


 痛みをこらえて即座に上昇。すぐ下にスピアーが突き立ち、砕かれたコンクリが弾け飛ぶ。スピアーが壁に深く刺さり、サクラの動きが止まる。チャンスだ! ロングソードを振りかぶる。


「クイックムーブ・アップ!」


 優奈の声がして、私の体は急速上昇させられる。サクラとの距離が一気に開く。


「この阿呆! せっかくのチャンスを無駄にして!」


「それじゃさっきの繰り返し! またアプリで割り込まれる」


 指摘の正しさに、私は言葉に詰まる。それよりも声の発せられた位置に、まさかと思い振り返ってしまう。優奈は私の後ろ側、少し離れたところに浮遊していた。ここはビルの三階の高さだ。


「それよりレイシャ。『それ』を斬って!」


「代名詞が重なって会話が破綻してるのよ!」


 言い返すも、私は優奈の意図を掴めていた。ビルの壁に設えられた大きな広告用のぼりの留め金を、次々と斬り裂いて翔け昇る。


 最後の一つを斬って仕上げに蹴っ飛ばす。傾いたのぼりは、はためきながら落下。追撃姿勢に入っていたサクラを巻き込み動きを制限することに成功した。


 RFのフィールドで人間にかけられる、感覚および移動力強化の魔法は強力すぎるため、使いこなすのが難しいと言われている。それを初日でここまでコントロールするだなんて信じがたいものがあった。


 それでも優奈が、RFの高速機動、高速戦闘について来れたからこそ、今の作戦が成り立った。地形利用はRFの重要な戦術の一つだ。まったく素人の優奈は、教示したわけでもないのに、それを自然と作戦に組み込んだ。


 さっき優奈は、リーゼを「この程度」だとも言っていた。もしかすると、とんでもないのと組んでしまったのかもしれない。喜ぶべきはずなのに私の心に生まれた、とがった黒い染みのようなこれは……焦りだろうか? 


「くっ」


 思いを振り切るように急降下。のぼりごと、勢いの乗ったロングソードでサクラを斬り裂く。手応えがあった。顔をしかめて墜落するサクラを追う。


 このまま押し切れる感触はある。だが相手はまだアプリを二つ残している。攻めるか、退くか。観戦しているときはこの駆け引きに興奮したものだが、いざ自分が現場に来てみると頭脳と精神が焼き切れそうなほどのプレッシャーを感じる。


「アクセルスティンガー!」


 優奈は攻めると決めたようだ。私は鋭く左手を突き出す。その周囲の空間から何本もの短剣が発射された。短剣は刃の雨となってサクラに降り注ぐ。


「はああっ」


 一気に加速。接近。決める!


「ケイオスメロディ」


 アイリスがアプリを起動させ、サクラの唇が、甘い毒にまみれた手に脳幹を優しく撫でられるような幻惑的な旋律を紡ぐ。それは、いかなる勇者をも飲み込む、最悪で最高の歌。しまった。これはセイレーンタイプの……


 目の前が真っ暗になった。とどめのはずの一撃は、まったく手応えがなかった。そもそも自分がどこにいて、どっちを向いているのかもわからない。


 背中に強烈な衝撃。そのあと、アイリスがなにかアプリを使ったらしく滅多打ちにされたが、混濁した私の意識はもう判断出来なかった。

 ◆ ◆ ◆


「ふぅ~……」


 私は湯船に体を沈めて、ゆっくり息を吐いた。ジャグジーが全身の疲れを癒していく。私は特に肩が凝るのでその辺りには強めに水流が当たるよう設定していた。


 ぼんやりと八汰でのことを思い出していた。藤野先輩とリーゼの圧倒的な強さ。そのあとも試合になっていないくらいひどい負け方をした。けど、アイリスちゃんとサクラの時はいいところまでいったと思う。もったいないことをした。


「読み外したなぁ。ていうかケイオスメロディの位置感覚を狂わせる効果が最悪すぎる。対抗アプリを作る……いやそれだと相性ゲーになるだけ。私の反応速度と読みの精度を上げたほうがいい」


「なにをぶつぶつ言っているの」


「うわぁ! レイシャ!?」


 ドアがスライドしてレイシャがお風呂場に入って来た。レイシャは取っ手に体重をかけて押して、ドアを閉める。


 私はとっさに手で体の前を隠す。レイシャは全裸で、タオルを手に堂々と浮いていた。


「どっ、どうしたの? なにか用?」


「この状況と格好ですることがすることがわからないほど、私の下僕は愚かなのかしら」


 レイシャはタオルを置いて、コントローラーのところへ飛んで行く。特に説明しなくても、コントローラーの操作は視覚的にわかる。レイシャは勝手にシャワーを浴びだした。


「お風呂入るんでしょ! もう出るから外で待ってて!」


「本当にわかってないようね。あなたが、私のことを洗うのよ」


「はぁ!? なんでそんなこと!」


「それも言わないとわからないのかしら?」


「だから下僕じゃないって、ああもう刷り込まれてる感じがするー!」


「私に触れるというあまりの栄誉に混乱しているのね」


 そんなわけないでしょ、と返して、改めてレイシャを見る。RFクリスタルの時も思ったけど本当にキレイだ。レイシャの体が描く柔らかな曲線は、完璧な計算と熟練の技術によって作られた一級の彫刻作品の美しさがある。


 だけどその美は決して静的なものにならず、湯気を透かす半透明の羽を丸い水滴が伝っていく、ただそれだけのことに、生命そのものが放つ、神秘的な美しさを感じさせずにはいられないものだった。


「いやらしい目付きね、鏡島優奈」


「洗いながらどこをくすぐってやろうか考えてたの!」


「洗うのは了承済みということね」


 レイシャに触れたくない、といえば嘘になってしまうだろう。


「はいはい。でもやっぱりちょっと待ってて。バスタオル巻いてくるから」


「どうして?」


「どうしてって……恥ずかしいし」


「私ほどではないけれど、あなただってとてもいい体をしているでしょう。なんら恥じることはないわ」


「そう思うの……? いやいや、問題はそこじゃないんだけど」


「この地には、裸の付き合いという言い回しがあるらしいわね。あなただけバスタオルを巻くのは礼を失しているのではないの?」


「半端な知識を拡大解釈する異世界生物ウルトラ厄介だわー」


 したり顔で語るレイシャにピキピキくる。


 シャワーを止めたレイシャがこっちへ飛んで来る。そのまま、ごく自然に私の胸の間に挟まった。直に触れた肌からレイシャの柔らかさが伝わってくる。濡れた体同士がぬめって、むずがゆいような変な感じが生まれる。


「なっ…………ななななななにしてんのー!」


 引っこ抜いて、力いっぱい放り投げる。


「指定席に座っただけなのに」


「勝手に指定席にするなっ!」


 くるっと姿勢制御したレイシャを、バスタブのお湯で追撃する。あっさりかわされて、鼻で笑われる。


「粗暴な上に狙いが甘い。救えないわね」


「こ、の……!」


 ざばざばざば! と激流のようにお湯をかけまくる。それをひょいひょいとレイシャはかわし続ける。


「湯がなくなるまで続けたって当たらないわよ」


 むやみにお湯をかけているわけではない。レイシャをシャワーヘッドの前へ移動するよう仕向けているのだ。


「お湯は当たらないでしょうね! シャワー、冷水を最大水量で!」


「ふぎゃー!?」


 音声認識で放出された冷水がレイシャを直撃。哀れな妖精が墜落していく。勝利。


「……冷えちゃったじゃないの。早く体を洗いなさい」


「そうね。ていうかなにやってるんだろう私……」


 バスタブの縁に手をついてがっくりうなだれる。投げやりな声で、シャワーの温度と水量を元に戻しておく。バスタブが、減った湯量を感知して自動で補充を始めた。


「もうバスタオルはいらないわね?」


「え? あ~……」


 いつの間にか両手を使って攻撃していた。今も隠してないけど、特にどうとも思わなくなっていた。


「もういいや。けどなんでそんなに私がバスタオル巻くの嫌なの?」


「言ったでしょう。あなたの見た目が気に入っているのよ。一糸まとわぬ姿を見て、やはり私の目に狂いはないと思ったわ」


「うぅ~。そう言われるとやっぱり恥ずかしくなってくるような」


「ダメよ。そのままでいなさい。あなたの羞恥など、私の賞賛で釣りがくるでしょう」


「あはは。割り合わないってば」


 笑ってしまっていた。バスタブから出てふたを閉める。軽くうつむいても見えるのは胸だけで、足元は隠されてしまう。


「……私、自分の体があんまり好きじゃないんだよね。変に目立つし肩は凝るし管理と維持にすごい気を遣うし」


「そう? 私が気に入ってるのだから、それでいいじゃない」


「だから割り合わないってば」


 やっぱり笑ってしまっていた。自分でも意外だけど、ちょっとだけ本当にちょっとだけだけど心が軽くなっていた。もしかしたらレイシャに褒めて欲しくて、グチってしまったのかもしれない。レイシャに甘えている自分に驚く。けど悪い気分じゃないし、散々な仕打ちと比べたらそれこそ割りに合わないし、いいかな?


「なによにやにやして。気持ち悪いわね」


「なんでもない。先に髪洗っちゃおうか。こっち来て」


 手のひらにレイシャを寝かせる。頭と足が下がる格好の、美容室にあるようなシャンプー台スタイルだ。手に広がった羽の感触は思ったよりもしなやかで、飾りじゃなく生き物の一部なんだと実感した。


 空いた方の手にシャンプーを出して洗い始める。やっぱり妖精は小さい。優しく撫でるように洗っていく。


「こんな感じでいい?」


「ええ……いいわ」


 眠そうな声が返ってきた。表情もリラックスしてるように見える。私の手の上で無防備に力を抜いている姿に、胸がきゅぅっとなった。


 シャンプーを流して、トリートメントしていく。細くて量の多い髪に薬剤を行き渡らせるのは大変だったけどなんとか終えて、タオルで髪をまとめる。


「終わったけど……レイシャ? レーイーシャ! こんなところで寝ないでよ」


 リラックスしすぎて寝てしまってたらしい。レイシャが気だるそうに体を起こす。


「ん……んぅ。あなたの指は魔物ね、鏡島優奈」


「褒めてくれてるんだろうけど、他に言い方はないの。ほら立って。体洗うんだから」


 レイシャは軽く浮かび上がってから、両手を広げて伸びをした。私は妖精用の小さなタオルにボディソープを泡立てる。


「恐ろしいほど素晴らしいということよ。私の下僕をクビになったら、専属のマッサージ師にしてあげるわ」


「クビ以前に下僕になった覚えはないんだけど」


 手のひらの上に降り立ったレイシャを洗っていく。さっきと同じように丁寧にしていたら、レイシャがまたうつらうつらしてきた。確かに自分の指が恐ろしい……


 むにゃむにゃ顔のレイシャは可愛いけど、寝たまま手のひらから落ちられても困る。気を引くために話しかける。


「ほらほら手を上げて……ん。後ろ向いて」


 思えば、妖精の背中をちゃんと見るのは生まれて初めてだ。


「本当に羽生えてるんだ。ていうか羽も洗うの?」


「軽くでいいわよ」


「今でも結構力抜いてるのに難しいことを……そういや、妖精っていえば羽のイメージあるけど、実際あるのってピクシータイプかセイレーンタイプくらいよね」


「人間の勝手なイメージはそうなってるらしいわね。ペリータイプやルサリィタイプにもあるわよ。けれどまあ、羽がないのが大多数なのは確かね」


「今日、どうだった? 初めてRFした感想は」


「収穫はあったわ。初日にしては上出来よ」


「ん~っとそうじゃなくて……レイシャの大好きなRFをしたわけじゃない? 楽しかったとか感動したとかないの?」


「えっ?」


 すごく意外そうにされて、こっちが意外だ。


「私は……勝つのが好きなのよ」


「今日はまあ、ひどかったけど。でも最後のアイリスちゃんとサクラとの試合はちょっと楽しくなかった? 技のかけ合いとか読み合いとか」


 レイシャは振り返って、探るような目で見てきた。


「それは一般にRFの醍醐味の一つと言われているわね。でもその言い方だと、あなた自身がそう思ったということかしら」


「うん。チェスしてる時の感覚に似てる。でもチェスよりももっと熱くて、もっと冷たい」


「楽しむのはいいことだわ。あなたを誘ったのは私なのだから、感謝なさい」


「はいはい。どうも。よし……終わりっと」


 私は優しくボディソープを流していく。


「さてと、レイシャはちゃんとお湯に浸かったほうが……あ、バスタブないのか」


 フェアリーショップでひと通り揃えたつもりだったけど、実際生活するとどうしてもミスは出てくる。


「洗面器なんかちょうどいいんじゃない?」


「却下よ。今すぐジャグジー付きのを用意なさい」


「無理言わないで。マッサージしてあげるから」


「……それは名案ね。あなたの指には、最高級のジャグジーですら敵わないでしょうね」


「意外な才能ってあるものね」


 お湯を張った洗面器にレイシャが体を沈める。私は、薄く小さい肩を、揉むというかつまむ感じでマッサージしていく。


「話しの続きだけど。レイシャは今日楽しくなかったの?」


「逆に尋ねるけれど、あれだけ負けてなんとも思わなかったの?」


「収穫があったと思うのはレイシャと同じ……けど最初から上手くいくなんて思ってなかったし」


「勝ちにこだわらないのはいただけないわね」


「私だって勝ちたいに決まってるでしょ。ていうか勝たないと世界最強なれないし。アイリスちゃんとの対戦はもったいなかったなって思ったもん」


「『もったいない』なんて温いでしょう。はっきり『悔しい』と言えないの?」


「悔しい?」


 予想外の感情を提出されて戸惑う。藤野先輩にあっという間にやられて、そのあともひどくて、負けて当たり前だと思ってたところがあったのかもしれない。


「手が止まってるわよ」


「え、ああ……アイリスちゃんの時は、もうちょっとだったし、藤野先輩は強いけど勝てないなんて思ってない」


 ひどいハッタリだ。けど昼間言ったことをいまさら引っ込めるつもりはない。


「でも勝ってない。あと少し、あるいは遥か遠くの高みまで、届いていない。敗北という地の底から己の腕を伸ばし、輝ける勝利の星へ届かせたい。掴み取りたい。そう渇望する気持ち、それが悔しいということでしょう。あなたにはそれがないの?」


「……ある」


 藤野先輩に負けたときのピリっとしてモヤっとした感覚。アイリスちゃんに負けたときのもったいないという感覚。温くてもそれは熱を持った感情だった。


「ううん、なかった。今、生まれた。そっか! 私悔しいんだ!」


「……どうしたの? ただでさえおかしい頭がのぼせて熱暴走したのかしら?」


 レイシャが怪訝そうな顔で振り返る。私は発作をこらえるように体を揺らして、多分、笑っている。なんの発作かはわからないけど、火山は爆発する前に山を揺らすものだ。


「私は最高にクールだよ。為すべきことをきっちり知った」


「為すべきは勝利。それだけよ」


 その通り、と答えて、ひとまずレイシャは私が壊れたわけではないと納得したようだ。前に向き直って、黙って続きを促した。


「まずごめん。謝っとく。世界最強っていうのがなんていうか……学校の宿題みたいなものだと思ってた。課題を与えられたから、やる。そんなノリだった。悪くいえば他人ごと、レイシャの問題だと思ってた。でもそういう態度は良くなかったから」


「ええ。謝罪を受け入れるわ」


「ありがと。で。私はRFに参加した。負けた。レイシャも負けたけど、私も負けた。じゃあそれってもう私の問題じゃない、って気づかされた。負けるたびに私の中に可燃性の気体が溜まっていって……今、レイシャがそこに雷を打ち込んだ感じ」


「火がついたのね」


「よく燃えてる。悔しい悔しい……悔しい! 私は私のために勝ちにいく」


「面白いわよ、鏡島優奈……やっと私のパートナーらしくなってきたわね」


「そっちこそ、ちゃんとついてきてよね」


 レイシャのうなじをちょんちょんとつつく。


「ひゃぁ!」


「おお。可愛い反応」


 顔を真っ赤にしたレイシャが洗面器から飛び出る。と、急降下。額にドロップキックをお見舞いしてくれた。


「ったぁ!」


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