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気絶じゃなくて召喚でした

目の前が真っ暗になってあたりには誰もいません。

わたし気絶したのかな、キョロキョロとまわりを見渡しますがやっぱり真っ暗でなにもみえません。


え、キャミちゃーん、西崎さーんわたしどうなったのー



気絶したの夢なの、ちょっとパニックです。

夢ならはやく目が覚めないかななんておもってもなかなかめが覚めません。

とりあえず、あぐらかいて腕組みして座ってみます。

…うなってみます。

「う~ん。…」

状況はかわりません。

仕方がないので、立ち上がりあたりを散策することにしました。

しかし、全くもって真っ暗、なにもみえない状態なので、ゆっくり足元をたしかめて進んでいきます。

なにも見えない、なにもない暗闇の中どんどん不安で涙が滲んできました。


ゆっくり、ゆっくり進んでいると遠くに黄色っぽいオレンジの光が見えました。


不安でしかいがゆれる中その光にむかって一気走り出しました。

怖い、怖い

誰かいるなら助けて

光にだんだん近づいたところで、落ちました。


人間、なにか起こると声はいきなりは出ないものですね。

「!!っ……きゃぁぁぁ」

落ちていく中わたしは搾り出した悲鳴を叫びました。

がくんっ

がっ

ずざっ



肩から落ちて肩擦りむきました。

痛いです。

「ぐっ、……」


ひじも、顔もぶつけました。

ゆっくり顔をあげるとこんどは周りは明るく、人もけっこういます。

しかし、服装はローブに杖白いワンピースみたいな服着た金髪。

外人かよっ

気絶したいのたいのにしない自分をのろいつつ、わたしは目をつむり倒れました。

(なにっなんなの誘拐、夢っゆめ、)

パニックになったわたしは寝たふりをしはじめました。

なんなんだぁぁぁぁぁ

「イルマーシュ様がおいでくださった!」

だれかが叫びました。

「イルマーシュ様は生きているのか?」

「医術塔へ連絡を、すぐにリブリをつけろ」

ゾワリ

だれかにかかえられました。

肌触りのよいなにかの上にのせられ運ばれます。

完全に目を開けるタイミングを逃しました。

薄目になりのぞいて見ると、赤や青緑の髪、甲冑に、尖った耳までもってるひとがいます。

周りは石かレンガを組んだ壁になっていて上に運ばれているようです。


一度外へでて高い柱の間を通りました。

とても広い庭には、翼の生えたシルバーのライオンのような生き物がいました。


わたしの体はやはり都合よく気絶してくれることなくどこかの部屋のやわらかいベッドへとはこばれました。



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