第1話
処女作です。
というか…俺なんかが何故書こうとしたのかもわかりませんw
作者は本当に素人中の素人です。
このお話は【小塚義人】君が個性的すぎる仲間に囲まれながら、いろいろ頑張ってみるお話ですよね?(笑
作者的にはそうしたいです(・ω・`)
まずは、小塚君に就職してもらわないと…
第1話「スタートダッシュは転ぶと取り返しがつかないから、慎重に走りだそう」
お金持ちって訳じゃないが貧乏でもない。
中学卒業と同時に就職して3年、製造関係の工場に勤めながら20数万の給料をもらいつつ、それなりに楽しく生活していた。
そして、そんな日々が続くと思っていました。
2ヶ月前までは…
「……金が、ねぇ」
6畳1間トイレ、キッチン、風呂付きの、何処にでもあるアパートの1室で携帯電話を操作しながら【小塚 義人】は呟いた。
「んがぁ〜金がねぇ〜、今月の家賃と光熱費を払ったのはいいけど、総資産1万400円て…」
計算に使っていた携帯を布団に放り投げる。
「このままじゃ来月の家賃は滞納か?いや収入が無い今、この先破綻するのは目に見えてる…だぁぁ!これも不況のせいだ!!不況の大波を回避出来なかった会社がいけないんだぁ〜」
そう、小塚義人は現在無職である。
3ヶ月前、普段どおりに出社した俺は、朝礼で工場長の話を聞いていた。
しかし工場長の話の内容は普段どおりとはかけはなれた非常に世知辛い内容だった。
「え〜、皆さんに大切な話があります。申し訳ないのですが…来月月末をもって当工場を…閉鎖とします。」
いきなり発表された「オマエラ来月からニート!!」宣言により困惑する社員、パート一同。
しかし工場長は尚も話を続ける。
「閉鎖と言っても、倒産ではありません。同じ県内にある当社の工場と合併する事になります、しかし、現在の勤務地よりかなり離れてしまう為、通勤できないパートの方は辞職してもらうしか…それと社員に関しては多少の人員削減を行います、後日面談等がありますので了承しておいてください」
そして、工場長の言った面談等が終わり、晴れて俺はニートとなりました♪
まさか【多少の人員削減】に俺が含まれるとは…
しかし久しぶりに自由となった俺は仕事辞めた後、多少あった貯金を使い。
やりたかったゲーム
読みたかったマンガ
見たかったアニメ
見つめたかったフィギュア
をとことん買い、堪能し、非常に有意義な時間を過ごしていた。
結果、今の仕事無し、金も無し、未来無し、の豪華絶望三昧を送る羽目になってしまったのだ。
うむ…これぞ自業自得だな!
「にしても…いつまでも愚痴ってても仕方ない、職を探すか。」
いくら不況といっても全く仕事が無い訳ではない。
職種を選らばなければ、それなりに就職はあるもんだ。
「となれば、とりあえずゲットワー君(無料就職雑誌)でも貰いに行くか、朝飯もまだだしついでに買ってこよう。」
着ていた黒のスウェットを脱ぎ、部屋に脱ぎ捨ててあったジーンズとシンプルな黒のロンTを着る。
ものの5分で支度を終え、近くのコンビニへ向かった。
そして…帰宅。
家を出てわずか15分程で帰宅、実に無駄の無い行動だ。
決して、2ヶ月間引きこもってたから他人の目が怖くなったとか。
外に出るとなんかソワソワするとか…そんなんじゃないんだかねっ///
「…うん…さっさと就職しないと俺、手遅れになるな…おっ!?朝アニメ「キラリ魔法戦士☆轟 厳十郎」の時間が過ぎてるじゃないか!!」
ポチっと近くにあったリモコンを操作しテレビをつける。
『世界平和?それがどうした…ワシが目指すのは、この世全ての平和だ。例え世界が平和になろうとも、お主が笑えない世界なんぞいらぬわぁ!!だからワシはお主も救うぞ!?のぉ魔王…ワシはお主の笑顔が見てみたい!いざ!最後の喧嘩をしようではないかぁぁ!!轟厳十郎推して参る!!』
持っていた魔法ステッキを投げ捨て、鍛え抜かれた筋肉と胸に抱いた信念を武器に殴りかかる轟厳十郎!
と、そこで【次回予告!!】が始まった。
「あぁぁぁ〜最終回前の準神回を半分見逃したぁ〜最悪だぁ…今までかかさず見てたのに…クソッ!どこかで配信してないのか!?公式サイトは!?」
俺は部屋の片隅にあるテーブルの上に置かれたパソコンを開く。
そして開くと同時に勢いよく
「そうじゃねぇだろ俺ぇぇぇ!!」
ガシャァン!!
パソコンを真横になぎ払った。
「はぁはぁ…危ねぇ、またあっちの世界(アニメ界)に連れてかれるところだったぜ…轟厳十郎恐るべし…」
ちなみに【キラリ魔法戦士☆轟厳十郎】とは、
ラブリーなコスチュームに身を包んだ59歳身長193センチ体重120キロ、角刈りで筋骨隆々の魔法戦士、轟厳十郎が全てを救う為に拳ひとつで敵と戦い更正させていくアニメ番組である。
ぜひご家族揃ってお楽しみください☆
「とりあえず…まずは職探しだ!自分で思ってた以上に俺は壊れていた…一刻も早く社会復帰しなければ!!」
そうとわかれば、やる事は1つ!
マシンガン・ワーク・テレフォンだ!
つまり…良さそうな職場に片っ端から電話をするだけ。
ゲットワー君をめくりながら条件の良い職場を探す事、数ページ。
「まずは…コイツ!君に決めた!」
【CD製造工場、簡単な仕事です、週休2日、月給25万以上、残業手当あり】
「素晴らしい!前と同じ工場勤務だ、作業は違うが雰囲気的に慣れるのも早そうだな」
プルルル…プルルル…プルッ
「もしもし!ゲットワー君を見てお電話させていただいたんですが、え?はい、あぁ…はい、はいわかりました。失礼致します。」
…プツッ
「既に採用が決まっているだと!?バカな!ゲットワー君の発売日は一昨日、それからまだ2日しかたってないんだぞ?恐るべし就職難民…」
好条件の職は言わば【肉】
そして、就職難民は【ピラニア】
大量のピラニアが入った水槽に肉を入れたらどうなるか…
我先にと食いついて、肉と言う名の職は一瞬で消えてしまう
「ゲットワー君が発売されて2日…時既に遅しか?いや諦めるのはまだ早い!俺のマシンガンの性能をナメるなよ!!」
プルルル…プルルル…
「もしもし!ゲットワー君を見てお電話させて…あっ…はい…はい…失礼します」
プルルル…プルッ
「もしもぉし!!ゲットワー君をぉ〜……わかりました…はい。」
プルルル…プルルル…プルルル…
「はい残念!!3コールで出なかったから切りまぁす!!俺という優秀な人材を逃した事を悔やむがいい!!」
プルルル…プルルル…プルルル…プルルル…プルルル…
「電話でてよ…(泣)」
……2時間後……
「はぁはぁ…はぁ…ま、まさか全滅とは…内定しているのは仕方ないが、中卒ってのがここまで影響するとは…」
実際、仕事はあった
しかし、どの会社も正社員は高卒以上だった、確かに最低人員で効率よく仕事をするには優秀な人材が必要だが…
学歴だけが全てじゃないだろうに。
「これだけ探して無いと、いよいよ切羽つまってきたなぁ……ん?」
なかば諦めかけながら、ゲットワー君をめくっていると、とあるページの片隅、片隅と言うか…欄外に
【星野商店、バイト募集、TEL後面接】と小さく書かれていた。
「バイトかぁ〜出来れば正社員が良いんだけど…このまま無収入はヤバいよなぁ…はぁ…仕方ない、職を選んでたら就職なんて出来ないし、どこか正社員で働けるまでの繋ぎって事ならアリか」
実際、何でもいいから働かないと住む場所すらなくなるからな。
早速電話してみよう。
プルルル…プルルル…
「お電話ありがとうございます。星野商店です。」
数回のコールの後、携帯から聞こえたのは、柔らかく澄んだ優しい声
無駄な例えが必要ないくらい、人を安心させる優しい声だった。
「あのっ!ゲットワー君を見てお電話させていただいたんですが、バイトの募集はまだ受け付けてますか?」
「ありがとうございます、はい。バイト募集の件ですね、少々お待ちください。」
保留ボタンを押したんだろう、携帯から軽快なリズムの音楽が聞こえてきた。
正直、商店と言うくらいだからお爺さんかお婆さん、もしくわ中年の方が電話に出ると思ったが、今の声は間違いなく若い、20代…いや、もっと下かな?
ガチャ
「お電話かわりました、店長の星野です。」
次に携帯から聞こえたのは予想してたような中年男性の声だった。
「あの、バイトの件でお電話させていただいたんですが…」
「よく見つけたねぇ〜、あんな片隅の落書きみたいな募集を」
店長自分で言っちゃったよ…
「ん〜バイトかぁ〜君いくつ?」
「えと、18歳です。」
「18歳かぁ〜学生さんかな?」
「いえ、中学を卒業してから3ヶ月前まで工場で働いてました。今は…その、フリーターです」
どうせ後でバレるんだ、今のうちに中卒って言っても問題無いだろう。
「なるほどねぇ…」
またダメか?
「んじゃ今から面接これるかな?場所はわかる?」
「え?今から?場所はなんとなくわかりますけど…今ですか?」
「そう今から、場所がわからなくなったらまた電話してくれれば案内するから〜んじゃまた後でね〜」
「あっはいわかりました、それでは失礼します!」
プツッ…
ふぅ…俺は携帯を置いて一息……つけねぇ!!
「やべぇ!今から?俺ずっと風呂入ってねぇ!急がないと!!」
予想外の展開に慌てて支度を開始、風呂場がめちゃくちゃになるくらい荒々しくシャワーを浴びたかいがあってか、20分程で支度は終わった。
星野商店は自宅から15分程にある【初音台商店街】の中にある。
大きな商店街ではないが、店の数もそれなりで、地元の主婦や学生には人気のある商店街だ。
「えーっと…星野、星野…あった!!」
商店街に入ってすぐに星野商店はあった。
木造住宅で1階が店舗、2階が自宅、なんとなく昭和のかおりがする落ち着く感じのお店だ。
「すいませ〜ん!!先ほど電話させていただいた者ですけど!!」
そう言えば…名前すら言ってないけどいいのか?
「すいませ〜ん!!」
何度か呼ぶと奥のドアから、ぽっちゃりとした優しい感じの中年男性がでてきた。
「おっ?来たねぇ〜?はじめまして、星野商店店長の星野です。」
「はじめまして、小塚義人です。」
「小塚君ね、よし!早速面接をしよう!ついてきて!」
そう言って星野店長は出てきたドアに戻って行く。
ついていくとドアの先はかなり広い事務所になっていた
まぁそのほとんどは在庫商品が置かれていて、事務所兼倉庫のような感じだ。
星野店長に案内されるまま机と椅子があるスペースについていくと。
「よいしょっと…ふぅ〜小塚君も座って、それじゃ面接を始めます。」
「あっはい、お願いします」
「面接の質問…いや、採用の条件は1つ。何も聞かずに就職できるか!!」
「はぁ!?え?どう言う意味ですか?」
「ん〜?言葉通りさ、事前に勤務時間、給料その他もろもろ何も聞かずにそれでも働きたいなら雇ってあげる。」
「な、なんすかそれ!?事前に給料すらわからずに働くとか無理ですよ!てかそれ法律的にどうなんですか!?」
「ん〜嫌ならいいんだよ?ただほら…ウチに電話してきたくらいだから、小塚君も大変なんじゃないの?」
「うっ、それはまぁ…そうですけど…でもさすがにその条件は…」
「んじゃこの話しは無しで…」
「あぁぁぁ!ちょっと待ってください!少し考える時間を!」
確かに四の五の言っている場合じゃないのは事実だ。始めてもいないのに不安になっても仕方ない!!
なら…行け!恐れるな!このままでは待つのは破綻だけだ!進め!走れ!ゴー!ゴー!ゴォォォウ!!!!
「んぅぅぅがぁぁ!!わかりました!!やります!!やらしてください!!雇ってください!!」
よく言った俺ぇぇ!!
「ニヤッ…本当にいいんだね?小塚君?今なら戻れるけど?」
「構いません!俺は引きこもり生活を終わらせ、新たなスタートをきるんです!!」
「よし!小塚君採用!合格!おめでとう!!それでは勤務条件を発表しよう!!」
1、週6日以上勤務
2、休みは不定期
3、1年に1回契約更改(クビもあるよ☆)
4、時給780円からスタート
「地味にシビアでハード!?でも稼げそうだし…わかりました!!それで構いません、これからよろしくお願いします!」
「こちらこそよろしく、小塚君!」
こうして、俺は星野商店に勤務する事になったが
この時、何故もう少し冷静かつ慎重な判断ができなかったのか…と後悔するのはもう少し先の話。。
最後まで読んでくれてありがとうございます!!
「個性的すぎる仲間」
登場しませんでしたねw
とりあえず、小塚君は就職出来たようです。
次回は、個性的すぎる仲間を出していきます。
多分、きっと…
出てこい(´゜Д゜`)!!




