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Yの創作倉庫  作者: もず
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閑話 他所の男

 この時間帯だと、コートだな……。


 昼間暑かったから半袖でブラブラしてたけど、夜になると寒いわ。


 自販機で、飲み物買お。


「……あ」

「え??」


 声のした先には、仕事終わりのリナが居た。


「……ちょ、逃げんなよ! 待て」


 捕まえると、リナは「いやあ!」と声を荒げる。


「離して!」


 パッと離すと、リナはその隙に逃げる。

 どこ行くかは、なんとなく予想つくけど。


「…………どうしよ」


 購買意欲を失った。

 今日も出待ちしよ。


 *


「だから、何度も言ってるでしょ! 来ないで!」


 空のペットボトルでバコバコ殴られたが、痛くもむず痒くもない。


 何があったか知らないが、事情だけでも聞いてみよう。


「……一体、何があったんだよ。話聞くから、落ち着けって」

「…………打たれた。ムチで」

「うん」

「小唄は私のこと、打ったりしないよね」


 嫌なら、辞めれば良いのに。


 収入は良いかもしれないが、"今の職場で傷つくなら"、辞めて他行くのもありだと思う。


「……やめたら? 合ってねえんだよ、今の職場」

「…………無断欠勤したら、その時守ってくれる?」

「……逃げることならできる。3ヶ月くらい、知らない土地に住もうぜ」


 ※親の口座から金下ろしたり、女のクレジット使って、隠居生活した

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