閑話 どうした、リナちゃ
今日も、寒いな……。
こういう時は、ホットレモンに限る。
「……げっ」
向こうは気付いてないけど、同じ店で買い物しちゃったよ。
なんで居るかな。
隠れよう。
「……37番をひとつ。会計は、クレジットで」
また、タバコ買ってるよ……。
クレジットとか言いながら、女のカード使ってるし……。
「……後ろに居るの、知り合いさんですか」
「あ」
振り返って、手を振られた……。
会計が終わると私の傍にやってきて、商品の入ったカゴを引ったくる。
「ちょ……、ちょっと! まだ、終わってないんだけど!」
「ついでに、これも買っといて」
酒とつまみ……。
これらもレジに持って行かれ、会計後二人でコンビニを出る。
「……私が先に店入ってたの、知ってたでしょ」
「だって、目立つし。"好きな女と"共有したいじゃん」
とか言いながら、女のクレジット使ってたのは、どなた?
「今日、休み?」
「ひみつ」
「休みって感じ、するけどなーー」
「教えない」
顔に出てたのか、小唄はニマニマしてる。
「家で飲もうぜ。もちろん、リナんちで」
結局家に入れてしまい、"お決まりのように"秘密を共有してしまった。
ホットレモン、カップに入れて温め直そ……。




