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Yの創作倉庫  作者: もず
71/157

閑話 月士とティラミ

「いつもありがとね〜、月士」


 お返しは、アポロか……。

 懐かしいな。


 お昼休みに頂こう。


 *


「……今日は、どこで食べようかな」


 リアと食べると、あいつがうるさいし。


 日によってお弁当を食べる場所を変えているが、暖房のないところは寒いな……。


「……あ、みよちゃん」


 その声は……、ティラミちゃん?


「やっぱり、みよちゃんだ」

「先輩も一人ですか?」

「いや、ミカゲと食べてる」


 あの、ナルシストか……。


「みよちゃんも食べない?」

「……いいんですか」


 先輩に誘われて、美術室で食べることになった。


 ティラミちゃんは、校門前に時々止まっているケバブ屋さんのケバブ。

 ミカゲ先輩は食堂で食べれば良いものを、美術室に持ち込んだ。


 カレーライスだ。


「みよちゃんは、梅おにぎりと豚汁なんだ」

「寒いと食欲出なくて」

「わかる。そういう日、あるよね」


 暖房の効いた部屋で食べる食事は、美味しい……。


「はいこれ」

「……わざわざ、切ってくれたんですか」

「ミカゲも食べる?」

「半分頂こう」


 一口サイズのケバブのお返しに、私はリアから貰ったアポロを二人に3粒ずつ分けた。

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