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閑話 ※外出許可
※近親ネタとBL注意
「兄さん。頼まれた着替え、持ってきたよ」
「ありがとう! 遠くて面倒だったでしょ」
「それはない。兄さんの元気な姿見れたから、逆に安心した」
そう言って、音哉はぎこちない笑顔を浮かべる。
「着替えるから、少し外してくれる?」
「……わかった」
亜麻色の七分袖のシャツに、焦げ茶のズボンか。
靴は足元にあるから、これをこうして……と。
「いいよ」
下着姿で病室に入れたので、すぐ閉じられてしまった。
「びっくりさせないでよ」
「ごめんごめん。次はふざけないから」
「心臓に悪いって」
本当の意味で着替えを済ませると、音哉はホッとした顔で病室に入った。
「行きたいとことか、ある? なんでもいいけど」
「ネカフェ」
「また? ほんと好きだね」
「1時間チューしよ」
「1時間だけだよ? それ以上は、しないから」
なんて言いながら、1時間半もしてしまった。
「……飲み物、取ってくる」
可愛いやつめ。




