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閑話 みなとが一方的に好きなだけ
〜自分は男だと言い張るみなと〜
みなと「スカートなんか穿きたくないのに。皆、オレのこと女扱いする……」
音哉「(……幼稚園に居る時しか見れないから、特別感あるんだけどな……)」
みなと「音哉、ズボン貸せ」
音哉「えっ」
みなと「え、じゃないよ。音哉が交換してくれないと、私帰らないから」
※一時的かと思ったら、お迎えがくるまでスカート穿かせられた
〜トリートメント〜
みなと「毎晩つけてるのに、広がるなあ……。ほんとは、航太みたいな直毛がいいのに」
音哉「(また、言ってる……)」
みなと「音哉。ママの部屋から、ヘアアイロンパクってきて」
音哉「……そういうのは、母さんに言ってよ」
みなと「音哉もママの味方なの? 火傷したら危ないとか、そんな理由で?」
音哉「(ぜってえ、同級生の影響だ……)自然体で、良いと思うよ……」
みなと「この髪のどこが良いの?? 音哉も心のどこかで、私のことバカにしてるんだ」
音哉「……してないって(ほんとは、かなりしてるかも)」




