閑話 仲介者
〜お姉ちゃんなのに、謝るまで許してくれなさそう〜
音哉「(母さんしか居ない……)」
伸枝「あら、遅いじゃない。夕飯はもう出来てるわよ」
音哉「(みなとの様子、見に行こう……)」
*
みなと「航太に物隠された」
音哉「…………その前に、みなとが何かしたんじゃない?」
みなと「私が悪いって、言いたいの? うさぎーに落書きするより、物隠される方が悪質じゃん」
音哉「何隠されたの」
みなと「下着」
音哉「え」
みなと「しかも気に入ってるやつ。謝るまで許さないから」
音哉「(……航太の意見も聞いてみよう)」
〜お湯を被ったうさぎ〜
航太「一昨日は落書きされて、昨日はうさぎーに熱湯浴びせたから。まともな反省文書くまで許さない」
音哉「(それ、100パーみなとが悪いよね……?)みなとが盗まれた! って、騒いでたやつはどうしたの」
航太「売った」
音哉「(みなとが着てたやつと同じの買うしか、ないな……。人の手に渡ったものとか、怖くて着れないでしょ……)」
航太「また買うつもり?」
音哉「え? ああ……、見つかったらね……」
みなとの性別が女で固定されてから、航太との関係性が悪くなった気する




