閑話 小銭洗い+a
〜妖怪小銭洗い〜
小唄「山中に頼めば? 都合が合えば、洗ってくれるぞ」
カプリ「(山中くんに頼んだら、ほんとに洗ってくれた……。普段使うものだから、人の手に渡るとはいえ、大事にしたいんだよね)」
山中「(小銭洗ったら、することなくなった……。庭の掃き掃除するか)」
〜ひなた後輩〜
山中「ひなたが家くるなんて、珍しいな」
ひなた「あ、でもすぐ帰りますよ? 俺、むちゃくちゃやる事多くて、忙しいんで。じゃ」
山中「(カプリが喜びそうなものだなあ……)」
カプリ「あ〜、ひなた君行っちゃったんだ……。お礼、言おうと思ったのに……」
山中「……どっちかっていうと、みかんが喜びそうなものだけど」
カプリ「猫友の家に居候してるんじゃない? 昨日家電あって、しばらく戻らないみたいだよ」
山中「あ、アクティブ……」
カプリ「私もどっか、遠出しようかなー」
山中「え!? カプリが一人で遠出するのは、逆に危なくないか?」
カプリ「だって、山中くんバイト多くて都合合わないでしょ」
山中「……そうだけど(前は小唄と行きたがってたのに、どうしたんだろう。何があったんだろう)ほんとに一人?」
カプリ「うん」
山中「(嘘だー。これは『いや? 友達と行くよ?』の嘘だー)」
カプリ「(…………すごい、誤解されてる)」




