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登城王様登場

楽しい朝食を終えて、俺は居心地の悪い豪華な馬車に乗せられて王城へと登城していた・・・

もうどうにも逃げようのない馬車。前には騎士様、隣にはエリーゼという絶対に逃がしてくれない配置である

たぶん立ち上がりドアに手を伸ばした瞬間俺の腕は取られるなりするだろう


どうにかならないかなぁーと思案していると、王城はあっという間だった。

いや長々1時間とか乗るのもイヤだったから短いほうがいいのだけれども


王城というだけあってその大きさと豪華さには驚き以外の感想がなかった。

こんなでかくて床も大理石みたいな作りで・・・いったいいくらするんだ!?


「で、こうしてついに王城へと足を踏み入れてしまったわけだけれども・・・入ったっていうことでもう帰るというのは」

「バカなこと言ってないで行きますよ。滞在時間が伸びれば伸びるほどトラブルの率は上がると思いますからね?」


そりゃ一分でも短く滞在したいところだけど、だったら行かないで済むように考えて欲しいものだった。


騎士様の後を着いて歩き、着いたのは謁見の間という場所だった。

ここに来るまでの床も凄かったが、玉座なども何やら高そうな雰囲気を感じる・・・まぁ汚すようなことはしないからいいけれども間違っても近づきたくないものだ


王が来るから待てと言われたが、見るものが周りしかない。ただあまりジロジロ見ていると不審がられかねないので、仕方なくただただ玉座あたりに視線を向けるしかない。あぁ暇だ。


緊張していないかと言われると少々しているものの、どうしようも本当にない

必死にマナーを思い出そうとするなりあれば焦りもあるのだろうけれども、教わってすらいない以上思い出すものもない

となればもうどうしようもないというもの


ぼーっとそんなことを考えていると、ドアが開かれようやく王様が来たようだ。

来たのはなかなかに立派なヒゲを生やした50歳ほどの男性。ちゃんと頭に冠もあり服装も質のいい布を使い宝石も散らされていて王様らしい装い

間違いないあれが王様だ!俺の直感がそう告げていた


というか周りの人も王様の登場に合わせ膝を着いたり頭を下げている。王様でなくとも間違いなく地位の高い人だ。

俺もそれに倣いとりあえず正座をし頭を下げた。しかし大理石の床の上に正座は足が痛い

まさかと思うけど10分も20分もこのままってことはないよな


そういう不安を抱えながらセイジは王の対応を待つが、そのセイジの姿に王と周りの者が驚き凝視していた。

見慣れない姿勢、ただその姿にはしっかりとした芯のようなものを感じている

決して無礼などという姿ではないその姿勢に誰一人文句など言う者はいなかった





初作品となりますがいかがでしょうか?


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