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味の好みと食事の雰囲気

この屋敷に来たのは正直失敗だった気がする。そう感じたのは夕食を頂いたときだ。

料理の味が絶望的に合わない。香辛料の匂いが強すぎて食が進まないのだ。

料理が下手なのではなくパクチーやら八角やら好みの別れるのが使われていて俺には合わないのだ


それを伝えると、出されたのはパンとバターと薄味のスープだけという・・・これもしかしてメイドさんたちなりの賄いじゃないだろうな?それはそれで食が進まないのだが、俺が取ったことになったりしない?

ちらりと配膳してくれたメイドさんを見るとその顔に表情がない。こんなとこで飯食っても美味くないんだがーーー

これなら一人で窓の外でも見ながら食ったほうが美味いわ・・・


料理長には申し訳ないがとりあえず貰ったパンとスープを腹に詰め込んでさっさと部屋へ戻った

部屋には風呂まであり、久しぶりにゆっくりさせてはもらったものの、あんまり長居したくないと心底思ってしまう。他人に言ったら贅沢なと言われそうだが、街中の宿のほうが気楽だというのは理解してもらえるだろう。

とりあえず明日は・・・朝から市場なり食堂なりに行って飯を食おう。美味しくご飯を食べよう!

そう心に決めて俺はさっさと寝た。時間にして夜8時くらいだろうけどそんなの気にせず寝る!

幸い布団はふかふかで寝心地は良さそうなのは救いだろう。


翌朝、それも早朝と呼べる時間にセイジは目を覚ました。宿屋では起こされるまで起きなかったセイジがだ。


「よし!日も昇りはじめ、これなら朝の活気ある市場とか飯やもあるだろう!」

美味しいごはんが食べたくで足取り軽く俺は着替えて部屋を出る。まだメイドさんたちも寝てるのか屋敷は静寂が支配していた。・・・ちょっと怖い

唯一起きていたのは料理人たちだったがキッチンが少し離れていたためセイジの耳にその音は入らなかった。


ウキウキ気分で屋敷を出たセイジだが、その後セイジを起こしにきたメイドたちがセイジ不在を知り大慌てになったのをセイジは後で知ることになる。

まさか誘拐か!?と慌てるメイドを執事が落ち着かせ、まずは部屋の確認を始める。

争った形跡はなく、部屋に無理やり侵入した形跡もない。所持品の服は無くおそらく自分で着替えていったことを確認

もしや出かけたのでは、と料理人含め全員で街の中を捜索することに・・・


全員が額に冷や汗をかきながらセイジを探し、見つけたのは早朝に出てる屋台の飯を美味しそうに食べている姿だった。

この時、俺はようやく執事さんやメイドさんたちの感情というものを見た。もっとも見たのは怒りだったのだが・・・

仕方ないじゃん、早朝でみんな寝てたろうし。書置きするにも紙もペンもなかったんだから!


その後、部屋にはペンとメモ帳が置かれた・・・


初作品となりますがいかがでしょうか?

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