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村へ到着、でもそこには・・・

彼女が持っていた籠一杯まで薬草を積みようやく村へと帰ることに

もちろんここでお別れしたら間違いなく野垂死になので同行する。


「ありがとう、看護する人も足りないから助かるわ。自己紹介してなかったよね、私はレイラ。あなたは?」

「俺の名前はセイジだ、訳あって仕事と金と食料と寝床を求めている」

文無しなので


「あぁーなんか見たことない服着てるから怪しいヤツだと思ったけどやっぱり訳ありなんだ?まぁー今以上に厄介な状況もないだろうから村にしばらくいたらいいよ。男手が欲しいから仕事もあるし」


言われてみればこちらの服装といえばジーパンにTシャツという明らかにレイラとは違う。さすがにこの世界の人と浮きすぎては色々面倒そうなので後で服も調達しなくては。


レイラに案内されて草原からしばらく歩いて・・・ようやく村へとたどり着いた。もう疲れてヘロヘロなんですが?村に着くなり歓迎の宴ーなんてことはなく、案内されたのはけが人がゴロゴロいる掘っ立て小屋


あまり血だなんだは見慣れないものの、そうも言ってはいられないか。

「おいレイナ、この薬草の使い方を教えてくれ」

「え、ええ!すり潰してから幹部に直接塗り込むの。だからまずはあっちですり潰してくるからセイジは村長の指示に従って」


そう言うなり籠一杯の薬草を持ってレイナはどこかへ走り去ってしまった。こんな知り合い0の場所に放置はどうなんだろう。せめて村長に紹介なりしないと・・・あぁほらみんな不審がってこっち見てる


「おぬし、レイナの知り合いのようだが一体何者だ?」

「あーご紹介が遅れました。私別の世界から来たセイジと申します。草原でレイナさんにお会いしまして、微力ながらお力になりたく同行させていただきました。」


格好はどうにもならない以上態度だけは不信に思われないようにしなくてはならない

この対応が良かったのかどこかまだ不信感は拭えない様子なものの、村長はとりあえず俺に指示を与えてくれた。

まずはけが人の搬送、及び物資の運搬。まだ死者はいないものの明らかに出血多量、このままではかなり具合は悪いだろう・・・


他にも骨が飛び出てるものや既に片足がない者まで、その症状は様々だが楽観視できる者のほうが少ないように見える。

すり潰した薬草を傷口に塗っては包帯で抑えてはいくが・・・それで助かるのは何割だろうか


女性を中心に必死の看護が続くものの、その表情は優れない。明らかに泣き出してしまう者、自分も具合悪くなり倒れる者。

レイナや気骨あるものが叱咤激励し何とかなってはいるがこれがどこまで続くか。


このままではまず間違いなくこの村は崩壊する、それが俺にでもわかってしまう。

助かる男の数がいくらなんでも少ないだろうから・・・そうなればこの村を捨てどこかに移住するしかないだろう。

だが・・・どうにか助けられるものなら助けてやりたい。自分のように居場所すら失ってしまうのはあまりにも・・・







初作品となりますがいかがでしょうか?

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