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検問所へ、通行証に書かれていた職業は・・・

結局その後全員の治療をすることに、もちろん御者の人の尻もしっかり治した。あと別料金で馬の体力も回復完了。

結果。4日で着く予定だったのが二日で着くというかなりのハイペースな旅になったのはありがたい。


あとちょっとだけ懐も温かくなった、なぜなら今回やった尻の痛みを取る魔法には・・・ある種中毒性がある!

というのもこの奇跡で尻の痛みを取ったところで二時間もすればまた痛くなるのだ。当たり前だ原因の馬車の座席が固いのだから。クッションなどない!

結果、一人に何度も癒しの奇跡を使うことになり二日でぼちぼちの金を稼げたわけだ。


「はい、それでは私はここまでで、そちらの検問所で通行証を提示してお入りください」


無事検問所まで連れてきてもらい、俺たちは馬車を降りる。

中まで入ってから確認では確かに遅いから仕方ないのか。大きな街なのだろう、外壁がしっかりと街を囲んでいる


「さあさ並んで並んで、ゆっくりしてたら日が暮れてしまいますよ」

時間はまだ昼といったところだが、検問所では何人も人が並んでおり確かにゆっくりしてたらいつ自分の番になるか分かったものではないか。


痩せたおじさんに促されるように全員が列の最後尾に並ぶ。特に問題もなく列はゆっくりと消化されていき、自分たちの番になるのは大よそ4時前といったところか


おじさんたちと親子がすんなり通される中・・・やはりというか俺は止められてしまった。

なんせ通行証には職業聖人、なんて書かれている、これで止めないようなら仕事しろと怒られるレベルだろう

それより聖人なんて書いたのあの役所のヤツか?医療関係者とでも書いててくれればいいものを

ってそうしたらまた怪しまれるから無理か。

ただ聖人で通るか?


検問所のお役人さんもものすごい怪しんでこちらをジロジロ見ているんだが。全く通れる気がしない

「聖人?聞いたことがないがこれはどんな職業だ?」

「さあ私が名乗ったわけではないので。私にできるのは怪我や病気の人を癒すことだけです」

「はっまるで聖女様のようだな。ああだから聖人か、男で聖女は名乗れんもんな?」


楽しそうに笑うお役人に釣られてこちらまで笑えてしまう。ただ笑ってばかりもいられない、後ろに待ってる人がゴロゴロいるのだ。


「確認はできたろう、さっさと通してもらいましょうか?」

「ダメに決まってるだろう。お前はこっちの別室で取り調べだ」

ですよねー!


お役人様に手を引かれ、俺は別室に連れていかれることに・・・もしかして通行証を見せる必要あるとこに行くたびにこれされる?いやなんだが!非常に!


幸い連れて来られた場所は牢屋のような酷い環境の場所ではなく、普通に椅子とテーブルがある部屋でなんと水まで出してくれた。ありがたい、モーロック子爵のとこでは水一滴も出なかったというのに。

さすが辺境伯様の領地、レベルが違う!


などと感心していると、取り調べ担当らしい役人が部屋に入ってきた。どうやらさっきの男性は受付担当でこちらに来た女性は尋問担当らしい

・・・普通受付ってお姉さんがやらない?女の人に尋問されたらぺろっと余計なこと吐いてしまいそうなんだが。


若干肉感的な女性を前にセイジはいろんな意味で奮える

初作品となりますがいかがでしょうか?

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