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釈放と解散

ぶち込まれてから二日後、俺はようやく檻から出してもらえた。ただし許可証は発行してもらえず

ルンボさんたちは待っていてくれたようだがご覧の有り様なので、申し訳ないが・・・


「皆さんとはここでお別れのようです、私は少しの間ここで働いて、可能であれば辺境伯の方へ、無理ならば他のとこに行こうかと」

「そうですかぁ・・・それは残念です。ここのお役人もセイジ様の能力を確認すればいいものを、国にとって大損失なことをしてると理解できないのでしょうな」


商人からすれば大損してると憤慨することなのだろうが、役人としては怪しいから発行しないというふつーのことをしてるに過ぎない。下っ端役人が金勘定することもないだろうし


「それではみなさんお気をつけて。何かありましたらここに戻ってきてくださいな。もし私が居ないときは宿屋の人にでも行先を告げておきますので」

「はい!私もセイジ様のことを辺境伯領で広めておきますので、どうにかなるやもしれません」


こうしてルンボさんと別れ、俺はまず宿屋を探すことに。場所聞いておけばよかったや・・・

とりあえず町の人に道を聞いて宿屋、そして服屋や雑貨やなどに向かって場所だけ確認しておく

この町を出るときに各種必要なもの揃えて行かない。保存食やらなにやら

ルンボさんのおかげでこの数日は楽できたけど、一人だとまた大変だから


「ということで女将さん、病人やらけが人を治すことを生業としているんだけど、何か情報無い?」

「そんなこといきなり言われてもねー。けが人といえばうちの旦那が腰やっちまって大変なんだけどアンタ治せるのかい?」

「もちろん、旦那さんはどこに?報酬は治ってから、女将さんが出したいと思う金額でいいですから」


訝しげにこちらを見ながらも旦那のことを心配な女将は宿の一室を案内してくれた。そこには苦しそうにうつぶせで眠る男性が一人。

湿布のような薬もないだろうし、腰やったら大変だろうに

「おいなんだその男は、変なやつ部屋に連れてくるんじゃないっ!って痛つつ・・・」


起き上がろうとするもあまりの痛みに旦那が布団に倒れ込む

「ちょっとあんた無理しないで!この人医者みたいなんだよ、だからあんたを診てもらおうと」

「医者だー!?やぶばっかりじゃないかっ!誰一人ろくに腰治せやしないっ」


すぐ治るもんでもないし、一番の治療は安静なんだろうが、この旦那はアグレッシブそうだからなー。医者が見ても苦労したろう

「どうします、無理にとは言いませんが。旦那さんも試しに受けてみませんか、お金は治ったときでいいので」


金は結果が出ての後払いでいいということに夫婦は顔を見合わせ・・・こちらに治療を頼んできた。

やっぱり治るかどうかわからない、しかも今までダメだったことを考えるとそれくらいじゃないと無理だよな。

旦那の腰に手を当ててみると、やはり一部筋肉が断裂してる。それじゃあ回復しましょうか


セイジの手から光が出るのを見て女将は驚きのあまり腰を抜かして床に倒れてしまった。

ふつうの人は手から光など出ないのだから





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