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子爵領の檻からお送りします

いきなり辺境伯の領地へと行きたいところだったのだが、なんでも辺境伯領という特性から変なものを入れたくないそうで入領許可証が必要らしい、それを発行するのが隣接する子爵領のハンブル町だそうな。


「ちなみにみなさんはお持ち・・・ですよね。さすが商人に護衛の皆さん」

「まあまあふつうなら二日くらいで発行してもらえますので。その間我々は商いをしてお待ちしております」


ということで着いて早々許可証を発行してもらうため役所へと

ルンボさん曰く、簡単な質問と審査だけで発行してもらえるらしいので気楽に挑んだ結果・・・


「私は今なぜか牢屋の中に囚われています」


なんでだ・・・ただ正直に質問に答えただけだというのに


役所で必要事項に記入して審査を待っていたんだ。そしたら別室に呼ばれてそこでされたのは尋問ときた

どこから来たのか辺境伯領に行く目的はとか、全部書類に書いたのに。


アインツ村の方からとか、目的は医療行為だ、とかいたって普通のことしか記入していないのだが。下手に異世界とかいうと面倒そうだし


「医療行為ということだが、では薬の類は知っているな。毒消しに使う薬草はなんだ?」

「知りません」

「では傷薬に使う薬草の注意点は」

「さあ・・・」


まさかこの対応が悪かったわけじゃないだろうし、なぜ俺は檻の中にいるんだろう。不思議だなぁ・・・


「おう、あんちゃん。あんたはなんでこんなとこにぶち込まれたんだ?」

暇そうに檻の外を見ていたからかとなりの房のおっちゃんに話しかけられた。なんでも何も・・・俺が一番聞きたい


「さてなー。変なことは書いてないし言ってもいないんだが。医療関係者でアインツ村の方に来たってしか書いてなかったぞ。ただ尋問されたとき薬の類は知らないって言ったけど」

「・・・いやあんちゃん医療関係者でなんで薬しらないんだよ。何で患者治す気だ?」

「そりゃもちろん癒しの奇跡で」


この回答に今度はおっちゃんが絶句した

「あんちゃんじゃなく嬢ちゃんなのか、その見た目で」

「どこからどう見ても男だ。故あって癒しの奇跡が使えるんだよ。すでに何人も治してきてる。それでけが人なり人が多いだろうと聞いたから辺境伯の領地に行こうと思って許可証を申請したんだが」

「そうかーまぁ疑わしいからぶち込まれただけで、何日かしたら出してもらえるさ」


何日も無駄に居たくないんだが、別に居心地いい場所じゃないし。しかし数日か、これもしかしてルンボさんたち先に行ってもらったほうがいいんじゃ。ただ連絡手段がなー無い






初作品となりますがいかがでしょうか?

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