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ご馳走!というか宴

その日の夜、村長のいうごちそうとは・・・


「まさか村を上げてとは。いくらなんでも豪勢すぎません?」

「なぁに娘さ治してもらったんだ、これくらいせねば申し訳がないというもんだ」


他にも五人の治療した人たちが中心にこの祭りのような宴は開かれているらしい


「私も歩き回れればお手伝いしたのですが、まださすがにそれは無理ですので。是非また村を訪れてください、その際は私も手料理を振るいまいますので」

「はい、またいずれ。その時までお元気でいてくださいね。リハビリは大変ですがイリーナさんなら必ずまた元気に走り回れるようになりますので」


ここまでの規模のごちそうとは思っていなかったが・・・いやはやこれはちょっとだけうれしいものだ。

こんなに感謝されることなんて生まれてこのかた無かったから。こうやってみると、この世界に来て治療できて良かったと思う。

やっぱり感謝されると嬉しいもんだし。


とはいえこれは貰い過ぎなので、こっそり宴の最中色々歩き回ってこっそりみんなを治療しておいた。

関節が悪かったり、腰痛持ちの人もちらほらやっぱりいて、来てくれれば施術したのに。次は来てもらいたいもんだ。


夜も更けたところで宴は終わり、片付けを手伝いその日は眠ることに。その結果、朝一番に出ようと思った村をルンボさんたちと出るのは昼すぎに


「セイジ様にもっといで欲しいんだけっども、助けを求めちょる人いっぱいおるもんな、道中お気をづけて」

「そうだ村長さん、次は辺境伯領に行きますので、もし私のことを探す人がいたら伝えてもらないでしょうか?それともしアインツ村へ行くことがありましたら村長に同じく私は辺境伯領に向かったと言伝を」


ヘインス村でも言伝頼む予定だったのにあんまりあの村に関わりたくなくて言わなかった。こうしないとアインツ村の人が自分を辿れず困るかもしれない


さて出発とルンボさんたちと村を出た、が昼過ぎに出たのでもうあまり距離が稼げない。

そこでちょっとあることを試してみることに


いつものように馬に馬車を引いてもらうのだが、馬が疲れてきたなーといったとろこで癒しの奇跡で回復させる。すると、疲れていた馬がまた走り出すではないか。

疲れたとき自分に使ってみたのだが乳酸なりもしっかり取ってくれるらしく回復させ続ければ何時間でも走り続けられるという寸法!


ただ水分なり飯は取らないといけないので時折休憩は必要だが、このまさに馬車馬のごとく働かせることで大分辺境伯領までは短縮できた。

当初1週間のところを四日なら大分早かったんじゃないだろうか


・・・ただこの方法一つ問題があり、馬車というのは乗り心地がいいものではないので全員の尻なり腰の痛みも回復させつつの移動になる。


回復させても気分は回復しないため地面に寝るのがむしろ幸せに感じてくる不思議。ただこれ寒くなったらやっぱり危険だから野宿用品もいいの買わないとなー。

あと馬も欲しいかもしれない、歩きはいくらなんでも時間かかり過ぎる。

馬っていくらで買えるんだろ、あと維持費


そんなことを考えながら四日を過ぎ、ついに一行は辺境伯領に隣接する子爵領へ着いた。



初作品となりますがいかがでしょうか?

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