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会談と交渉準備

無事隣国ケリュンテ帝国に着いたセイジとエリーゼ

ギルドで顔見知りのギルド長に事情を話再び西国のバリテール王国までの護衛を頼むことに


「なんだ東に行ったと思ったら次はまた西か?まったく西に東に移動ばっかりで大変だな」

そう言って笑うギルド長だが、本当に移動ばかりで当人たちは笑ってなどいられない。

そして頼まれた護衛もセイジらと別れた後に帰国せずこの辺で依頼をこなしていた闇夜の月のメンバーが選ばれる


「おいまじか・・・また寝ずの護衛か!?いや確かにそろそろ帰国かって話してたけどよ」

「なら丁度良かったじゃないですか、一緒に帰国しましょう。今ならなんと怪我してもすぐ治せる聖人付きですよ?お得っ!」


死ぬような怪我でもすぐ治してくれる聖人が着いてくれるのは普通ならものスゴイ安心感なのだが

一緒に驀進する馬での移動というオプションまで着いてくるのが護衛の面々の顔を歪める要因だった


とはいえ断る理由もないといえば無いので、渋々嫌々しょうがなく受けた闇夜の月のメンバーたち


もちろん途中の野宿ではセイジとエリーゼは二人ぐっすり眠っていて・・・他のメンバーが寝ずの番を


「それでは護衛ありがとうございました。また機会がありましたらお願いしますね」

毎日しっかり寝て元気なセイジとエリーゼに別れを告げられ、闇夜の月のメンバーは各々の家へと帰っていく。

やることはもちろん睡眠である・・・数日ぶりの暖かい布団でぐっすり眠るため


セイジらも同じく布団でぐっすり寝たいものの、やることがあるため仕方なく自分の足で王城へと向かっていた。


「とはいえアポイントメントもなしに会えるとは限らないのですが、女王陛下もお忙しいでしょうから。リハビリもあるでしょうし」

「そうだねー、とはいえ一応はホアン王子の親書も預かってきたから、どうにかなるんじゃないかな」


すんなり中へと通され、一時間ほどお茶をゆっくり飲んでいるとセイジとエリーゼは謁見の間へと通された。

セイジの感覚では待ったなーと思っているのだが、エリーゼからすればこんなに早く会えるとはと驚く、そんな感覚の違いが


「一国の王相手にたった一時間とかかなりの待遇ですので誠意ある対応をお願いしますね」

「私はいつも誠意ある対応を心掛けているつもりですよ?」

「つもりじゃなく誠意ある対応お願いします」


確かに一部王侯貴族相手にはアレな対応をすることもあるけれども、それは相手が悪いのだ!ということでエリーゼさんは納得してはくれないらしく。

まぁ地位もない聖人が本来そんな態度してたら首が何個あっても足りないのだろう


「よく来てくれたな聖人様、東に行ったあとさらに東のマルボロンまで行ったのは聞いているぞ?それで今日はどうした?」


玉座に座る女王陛下は何やら楽しそうな顔をしてセイジらを迎える

セイジらの動向を聞けば楽しくもなる内容だろう。無事ユリア王妃を送り届け、奴隷として扱っていたことは無かったことにーという話もついている。

少なからずそういう意味でセイジには感謝もしているのだろう、それがこうしてまた前に現れたのだ。


「実は東で少々ありまして、それで女王陛下にこちらの親書を預かって参りました」


隣の騎士にその親書を渡すと新に着任した宰相がその手紙を読み、そして女王陛下へと手渡す


内容は挨拶から始まり長すぎず、だが失礼にならない程度には長くとしっかり体裁が整えられつつ内容は一考の余地があるもの


「なるほどな・・・宰相どう思う」

「そうですね・・・安易には同意いたしかねるものでしょうが、即座に断る内容ではありません。交渉のテーブルを用意しましょう。もちろんその場には聖人様も同席願えるのでしょうか」

「もちろん、そのために私がここに来たのです」


医療技術の提供と情報共有

本来ならそう簡単に渡せるものではないのだが、そこをセイジが仲介するのだ。

自らの癒しの奇跡の新な使い道と、知識を提供することで





初作品となりますがいかがでしょうか?

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