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喫煙は喫煙室で

「発車しまーす」


ここは人間国,東港駅から人間国の中心地である聖都へ向けて船で送られてくる獣国の輸送品を運送中

時刻は8時,三つの駅を回ってしばらく停車駅のない区間に入った。


「はぁー海景色が終わってくるのが田んぼ,田んぼ,また田んぼ飽き飽きだよ」


「運転室で煙草を吸うな吸うなら最後尾に行って吸ってこい」


この列車の用心棒である女に何度目か注意するがこいつが聞き入れたことはない


「今回の荷物奴隷だろ?獣人は臭くて後ろまで歩く気なんざなくなるわい」


胡坐をかきながら緊張感のない様子で外を眺める。今こいつを後ろからどつけばここの空気は少しはきれいになるのかそれとも逆返り討ちにあるのかくだらないことを考えながらカーブに差し掛かりスピードを落とす。


「ここんところ運ぶ荷物を考えると戦争は近いのか?」


「逆だよ」


カーブを超えてまたスピードを上げて続ける


「もう始まってる」



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