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34 真子の桃は健全だった
そして思わず紳士クンに背を向け、そのままグイッと密着させる真子。
しかし紳士クンのお股には、尚の時のようなたわわな桃の感触はなく、
あるのは収穫前の未熟な桃の感触だけ。
(よし!これなら大丈夫!)
紳士クンは心の中で確信した。
さっきは尚の破壊力抜群の桃に腰砕けにされた紳士クンだったが、
真子の桃は極めて健全で、
日頃から女の子に囲まれて過ごしている紳士クンにはどうという事はなかった。
そして紳士クンは真子の一瞬の隙をついて背後から手を伸ばし、
真子の手元のボールを見事にはたき落した。
「あっ!」
と真子が声を上げ、手元から離れたボールを追おうとすると、
一足先に回り込んでいた静香が、素早くそのボールを拾い上げた。
こうして再びチーム図書館の攻撃となり、
紳士クンがボールをキープしてゴールへ向かう。
すると今度は尚ではなく、真子が正面に立ちはだかった。




