表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
紳士クンの、割と不本意な日々Ⅳ  作者: 椎家 友妻
第三話 紳士クンと乙女の集い
53/147

1 本日のコーディネート

 そして迎えた日曜日の朝。

紳士クンは少し早起きをして、尚の家に向かう支度を整えた。

今日のコーディネートは、

七分袖のゆったりとしたクリーム色のブラウスに、

オレンジのハーフパンツ。

目的地が尚の家なので、男だとバレてはならないが、

男としての心意気は残したいというコンセプトでコーディネートしてみたものの、

誰が見ても紳士クンが男だとはわからない、普通に可愛い女の子の格好になっていた。

 (うん、まあ、いいか・・・・・・)

 最近お休みの日ですら女の子の格好をする事が増えている紳士クンだが、

それが当たり前になってきている事に、紳士クンはある種のあきらめと、

開き直りの気持ちが芽生えていた。

 (これも人付き合いの為、仕方ない事なんだ。うん、仕方ない)

 決して女装する喜びに目覚めた訳ではない紳士クンは、

いつもそうやって自分に言い聞かせているのであった。

頑張れ紳士クン、負けるな紳士クン。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ