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紳士クンの、割と不本意な日々Ⅳ  作者: 椎家 友妻
第一話 紳士クンとつきまとう乙女
33/147

22 撫子も怒っている?

 しかしいつもなら

『もちろん食べるわよ!あんた気が利くわねぇ♪』

とか言いながら一目散にケーキに飛びつく撫子なのに、今日は何やら素っ気ない様子で、

勉強机の椅子に腰かけたまま紳士クンを見下ろしている。

そのいつもとは違う撫子の振舞いに戸惑いながら、紳士クンは撫子に尋ねた。

 「お、お姉ちゃん、どうしたの?もしかして、何か怒ってる?」

 最近何だか色んな人を怒らせている気がする紳士クンは、

根本的に自分の言動に何か失礼な事があるのではないかと、

かなり不安になっていた。

特に撫子は最近紳士クンに対して当たりがきつく、

それはプロローグでの撫子の振舞いからも、分かってもらえる事だろうと思う。

それが証拠に今も撫子は、

 「別に」

 と素っ気なく答えただけで、ケーキには見向きもしようとしない。

 が、撫子の方では、別段何か紳士クンに対して怒っているという訳ではなかった。



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